Pakistan 2019♡チラス、名峰ナンガ・パルバットと三大山脈合流地点
こんにちは、kaoriです。
山岳シルクロード旅行記続きます!
チラスを越えて、世界第9位の名峰ナンガ・パルバットを展望に!
ナンガ・パルバットのビューポイントへと到着。
ナンガ・パルバット
(Nanga Parbat、標高8126m)
「ナンガ・パルバット」とはウルドゥー語で「裸の山」という意味で、
その周囲に高い山が無いことと、雪に覆われて植生が全く無いことに由来しています。
世界に14座しかない8000m峰の山の一つ。
標高8000メートルを超えると、人が生存できないほど大気中の酸素濃度が低い「デスゾーン(死の領域)」に入りますが、
中でもナンガ・パルバットは1953年の初登頂までに30人以上が死亡するなど登山家の死亡率が高いために
「死の山」の異名がつけられています。
世界に14座しかない8000m峰の山の中では標高こそ低い山ですが、
雪崩の発生率の高いことから登頂の難しい山として知られているんだそうです。
普段この時期は雨期なので、視界が悪く山を見る事はなかなか出来ないそうなんですが、
この日は朝から快晴!
天候に恵まれ完璧な状態でナンガ・パルバットを展望する事が出来ました!
このビューポイント周辺から見えるナンガ・パルバットの姿は、
「Sleeping Beauty」
と呼ばれ、頭を右にして上を向いて横たわる妊婦のような山の姿をしていました。
写真だとちょうど雲がかかっているので分かりずらいですが…。
ナンガ・パルバットのビューポイントを後にKKHを先へと進みます。
左の途切れて見える雪山が、ラカポシ(標高7788m)
右の雪山がハラモシュ(標高7397m)
そしてKKH(カラコルム・ハイウェイ)
高速道路、周り見渡せば絶景です♡
世界三大山脈合流地点に到着。
ここは、インダス川とギルギット川の合流地点。
インダス川の右側がヒマラヤ山脈
インダス川とギルギット川の間がカラコルム山脈
ギルギット川の左側がヒンドゥークシュ山脈
※写真の撮り方が悪くてヒンドゥークシュ山脈が欠片ほどしか映っていません…。
※ヒマラヤ山脈→全長2400km インド、パキスタン、中国、ブータン、ネパールにまたがる。
言わずとしれた世界最大の山脈。
ヒマラヤ山脈と言えば、ネパールのエベレスト街道の山々が初めに連想され、
標高8,000m級のピークを含む地球上で最も高い14のピークが存在し、7,000m級の山々は100以上も存在。
※カラコルム山脈→全長500km ほとんどがパキスタンのギルギット、バルティスタン州にある。
カラコルム山脈には、世界第ニ峰のK2を初め標高7,000m以上の山々が60座以上も存在。
カラコルムはトルコ語で、「黒い砂利」という意味で、その名の通り、世界最大の氷河地区で真っ白い氷河もありますが、
瓦礫に覆われた黒い氷河が特徴的。
※ヒンドゥークシュ山脈→全長966km パキスタンとアフガニスタンにまたがる。
ヒンドゥークシュとは、ペルシア語で「インド人殺し」を意味し、インド人の奴隷がかつてペルシアに抜ける際に、
この山中の険しさから何人も亡くなったことに由来していると言われている。
この場所の意味を知り、壮大な気分になりました。
KKHへ戻り目的地フンザへ向かって北上します。
途中トイレ休憩で小さな村へ寄ったのですが、
一人で歩いていたら後ろから急に誰かに手を握られ…
!!?
驚いて振り向くと…
そこには
照れながら含み笑いをするかわいこちゃんが♡
どうやらグリーンのドゥパタを纏った方の女の子が、私の手を握ってきたよう。
照れながら何か言いたげな顔でじっと私を見てくるのでお話してみると、もじもじしながら携帯を渡してきた!
一緒に写真を撮りたいんだろうなと分かったので、記念に1枚♡
私の携帯でも記念に一枚♡
手を振ってニコニコしながらかわいこちゃん達は去ってゆきました。
村を出発し、KKHをさらに北上していると、
オールドシルクロードの看板が。
逆光で何も見えないので拡大してみます。
写真の真ん中のZに見える筋の部分が、いにしえのシルクロード。
白丸の部分です。
うーん…
何だか思っていたのと違う。笑
私の中でのシルクロードのイメージが一変しました。
これでは…
ただの過酷な山岳ロードではないか。
こんな高い崖の上にある、細道…
いつ転落してもおかしくはありません。
三蔵法師もここを通ったのかと思うと、何だか感慨深いものがありました…。
いにしえのシルクロード址を後にし、先へ進むと、
おお~!
ラカポシが綺麗に見えてきました!
フンザ到着まで、あともうひと踏ん張り。
KKHをさらに北上します!
次回は、いよいよフンザ到着!…の前にちょっとお茶します♡
続く!
kaori♡