【朝に道を聞かば、夕べに死すとも可なり】
どんな道を歩むか(どう生きるべきか)を知れば
いつ人生の終わりを迎えてもいい
19歳の時に出会って東京に来た
何も持たずにてつと来た
どうかな
あの時接客を受けていなかったら
電話をもらっていなかったら
食事に行っていなかったら
私は今頃どこでどうしてたかな
何も見つけられずにさまよっていたのかな
違う何かを見つけていたのかな
釧路の時と同じ虚無感感じて
こんなもんなのって腑に落ちなくて
何の趣も感じられない札幌の真ん中で
なんだか美しい光を見た気がした
一見ただ面白そうに見えたけど
探していた何かかもしれないと心がざわついた
そして何の迷いもないまま
何も持たずに東京に来た
ただ後ろを追ってきた
何もしらない子犬みたいに
1歳のてつと一緒にきた