ようやく重い腰を上げて耳鼻科検診へ行ってきました。二ヶ月前に。
診断結果は「軽度~中度の感音性難聴」
人と比べてそんなに悪くなっていたとは思っていなかったので、周りの知り合い達に話すと、
あー、そのくらいだと思っていたよ。とのこと。
う~ん、大丈夫と思っていたのは自分だけだったってやつですね。
まあ嘆いてもしょうがないので、こうなったら補聴器です。
検診の帰り道にたまたま立ち寄った近場の補聴器専門店が非常にいい感じだったので、
ここ一ヶ月半ほど既製品の補聴器をいくつか試させてもらったりしていました。
今まで全く知らなかった世界ですが、予想以上のハイテクっぷりに驚き。
まさにウェアラブルデバイス!
Bluetoothで通信できたりとかして、ちょっと未来を感じてしまった。
将来的な可能性が非常に興味深いです。
で、今日は「ヘルメットを被るときに適した補聴器はどのタイプか?」を確かめるため、
メットを二つ持参してお店へお邪魔してきました。
そもそも補聴器を着けたままメット被れるのか?? という疑問があったので実践です。
使用したヘルメットはこちら。
![$NailCanvas開発日記](https://stat.ameba.jp/user_images/20121122/21/nailcanvas/0c/ed/j/t02200165_0500037512297913011.jpg?caw=800)
左がメジャーな国産ヘルメット、SHOEI製。
かなり古いモデルですが・・・。
右がドイツのシューベルト社製。
このメーカーのヘルメットは、がっちりホールドさせるために内部のクッションがかなりキツく作られています。果たしてこのキツキツな感じで補聴器がどうなるのか・・・。
試させて頂いた補聴器はこちら。
![$NailCanvas開発日記](https://stat.ameba.jp/user_images/20121122/21/nailcanvas/01/5e/j/t02200165_0500037512297913013.jpg?caw=800)
左側が、シーメンスのPureというモデル。
耳掛け式。このモデルは耳の型を取る必要がないので一ヶ月ほど試用させて頂きました。
装用感は非常に快適。本体がかなり小さいので耳たぶに隠れる感じで思いのほか目立ちません。
本体のみでプログラムの切替えやボリューム調整(PureCaratのみ)出来たり、Bluetoothでの通信など機能面も充実。電池の保ちが良いというのも実際使うにあたってはかなりいいんじゃないかな。
個人的に感じたデメリットとしては、
本体が露出しているので突然の雨などが怖い。
マイクが耳の後ろというか上?にあるので、気分的な問題かもしれませんが何となく違和感・・・。
メガネに干渉する。装用には問題ありませんが。
レシーバーが細いケーブルで繋がっているので、どうも弱そうというか、ラフに扱えない。ラフに扱うな!と怒られそうですが。
デメリットというより個人的なワガママですね(笑)
汗や雨に弱いというのは実際あるらしいですが。
右側が同じくシーメンスのCOOL。
このCOOLというモデルが、写真では伝わりにくいですがなかなか格好良く作られていてイカします。
近未来的なウェアラブルデバイスを感じさせます。
Bluetooth機能もあり。
本体に可動部分が少ない(電池を入れる箇所だけ)ので丈夫そうなイメージ。
このモデルは本来は耳の型を取るオーダーメイドなのですが、つい最近「COOL EZ」という廉価版が発売されました。日本人の85%の耳にフィットする形に作られているとか。
ちょうどメーカーがキャンペーンをやっていたので、一週間ほど試用してみました。
が、ちょっと僕の耳の形には合わなかったようで、一日着けていると耳が痛くなりました。残念。
ハウリングもちょっと気になりましたが、これは耳の形にもよるでしょうね。合う人ならいいのかも?
PureやCOOLはカラーバリエーションも豊富です。
![$NailCanvas開発日記](https://stat.ameba.jp/user_images/20121122/21/nailcanvas/c7/0a/j/t02200164_0500037312297913015.jpg?caw=800)
パールホワイトなんかかなり綺麗な感じ。
そしてもうひとつ、こちら。
![$NailCanvas開発日記](https://stat.ameba.jp/user_images/20121122/21/nailcanvas/bb/ae/j/t02200165_0500037512297913012.jpg?caw=800)
シーメンスのエクリプスというモデル。
極小の耳の穴にすっぽり入れるタイプです。青い部分は脱着式のスポンジになっています。
とにかく小さい。
プログラム切替えやボリューム調整、Bluetooth、電池容量など、全てを犠牲にしてでも小ささにこだわったという感じ。
こういう思い切った設計は好きです、個人的に。
シンプルイズベスト。
あと、マイクが本来の耳の穴の位置にあるので、耳たぶで集音された音がマイクに入ります。
やっぱり自分の耳たぶを活かしたいというのがあります。
聞こえ方もある程度自然なんじゃないかな~と勝手に予想していますが、
完全にオーダーメイドのモデルなので、電源が入る状態では試せていません。
さて、これらの補聴器を装着した状態で、ヘルメットの脱着を試しました。
・Pure
ヘルメットは無理だと思っていました。脱着時に外れちゃうんじゃないかと。
しかし予想に反して問題なし!
髪型にもよるかもしれませんが、脱着時は特に窮屈なシューベルトのヘルメットでも補聴器がズレたりすることはありませんでした。
これは意外。
ハウリングも気にならず。
ヘルメットを被った状態のときも、特に圧迫感などは感じず。
これなら普通にバイク乗れるんじゃないかな~。
・COOL
本体がそこそこ大きいので、思った以上に脱着時に引っかかる感じ。
が、外れたりズレたりすることはなかったです。
ヘルメットを被った状態だと少し補聴器本体が押さえつけられる感触が。
一日ツーリングとかだと厳しいかな。
あとはハウリングがけっこう出ました。COOLは形状的に仕方ないんでしょうね、多分。
・エクリプス
電源の入らないモックアップで試したので装用感だけ。
耳の穴にすっぽり入っているだけあって、ほとんど違和感なし。
脱着時だけ、少し耳の穴に硬い物が入ってるなという感触を受けるくらい。
外れそうな不安や、押さえつけられる圧迫感は全くなし。
ハウリングについては分かりませんでしたが、どうなのかな。。。
以上、お店の方にもお付き合い頂き、いろいろ試すことが出来ました。
で、悩みましたがエクリプスをオーダーしてみることにしました。
高い買い物なのでなかなか踏ん切りがつきませんでしたが、、、やるなら早い方がいいもんね。
今やっている依頼仕事の案件がなかったら踏ん切れなかったかも。タイミングもよかったな。
今日はそのつもりじゃなかったのですが、さっそく耳の型を取ることに。
![$NailCanvas開発日記](https://stat.ameba.jp/user_images/20121122/21/nailcanvas/55/2f/j/t02200293_0360048012297913483.jpg?caw=800)
耳の奥にスポンジを入れて、その上からシリコン?を流し込みます。
けっこう奥まで入ってくるのでちょっと怖い。。。
いや、それよりも、これはかなり恥ずかしいです!
分かっていたら念入りに耳掃除してきたのに。。。うひー
というわけで、人生初補聴器、新たな世界へ足を踏み入れたのでありました。
12月1日に出来上がるらしい。
新米補聴器イストとして、このブログにもたまに補聴器に関すること書こうかな。
ますます題名と関係ないブログになりそうだけど。
NailCanvasを忘れたわけじゃないですよ!念のため。
最後になりましたが、お世話になっている補聴器店「補聴器センター神奈川」のホームページはこちら。
http://www.kagayake.jp/index.html
スタッフの方々やお店の雰囲気が非常に良くて、店長さんが大変に熱心な方です。
お仕事に対する情熱を感じられました。
たまたま立ち寄った、しかも僕にとっては初めてのお店でしたが、
ここにお世話になって大丈夫、という印象を受けたのでそのままここで購入することにしました。
補聴器は買って終了ということはないので、いいお店に出会えたことに感謝です。
以上、長文を読んで頂いてありがとうございました!