第二・第三庁舎、その後 | 南三陸町と、『名前負け』するブロガーの日常

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宮城県南三陸町。

大震災からの復旧・復興期を迎えている今、
町はかつての面影を失いつつあります。

そして人々の記憶も失われていくもの。

将来、思い出の補完の一助となれば…。

その願いをもって、私は町を訪れています。

( ;谷)。oO(הללויה)

私がカメラにその記録を残さずとも、確実に時間は

流れていきます。

ここは、かつての役場。その跡地です。

第二庁舎及び第三庁舎は解体され、広大な敷地へと

回帰しました。

ここから病院を見渡せる日がやってこようとは…。

 

それなりに大きな建物だったので、消えてしまうと

周辺の風景自体が大きく変わります。

遠くの山がとても綺麗です。

 

第二庁舎跡地。

最後にここで働けたのは嬉しい思い出です。

建物は消えてしまいましたが、私が第二庁舎で住民票を

大阪から南三陸町に移したという事実は永遠に変わり

ません。記憶もまた、私の中で永遠に残ります。

 

第三庁舎跡地。

診療所時代からその姿を見続けてきました。

ここでは数回ですが、福興市も開催しましたね。

 

第二庁舎の向こうの山に、太陽が沈みかけています。

これもまた、初めて見る景色です。

 

 

入口の鉄塔だけが残り、今はまだ、この風景だけが

静かに守られています。

 

私は、新しいものよりも消えゆく存在により強く心を突

き動かされます。この10年で、それだけ町は大きく

変わったということです。