時間があると水尻川を見に行きます。
橋の工事をしていた期間は水が濁っていましたが、
今は心まで洗われるような透明度を誇っています。
魚の姿がないのが少し残念。
誰もいない川は海鳥たちの格好の遊び場です。
彼らにとっては人を寄せない構造の現在の川の方が、
住まいとしては好ましいのでしょう。
堤防の上も私一人だけ。
立入禁止になっている訳でもないのに勿体ない。
と思ってしまう私は変わり者でしょうか。
ここからは、青空をとても近くに感じます。
水面が青空をそのままの色で映し出しています。
この美しい川なら、きっと今年も鮭は帰って来て
くれることでしょう。
私が近付くと、海鳥たちはさり気なく反対の方向へ
逃げていきます。それを再び追う私。
何度もそれを繰り返します。
水尻川周辺では工事が行われていません。
ざわめきは無く、ただひたすらに静かです。
僅かに聞こえるのは海鳥の声と私の足音だけ。
見た目は近代的ですが、とてものどかな空間。
新しい町が私に馴染んできているのだろうか…。
この心落ち着く空間が町全体に広まり切った時、初めて
復興というものを体感するのかもしれません。










