小さな復興を体感する場所 | 南三陸町と、『名前負け』するブロガーの日常

南三陸町と、『名前負け』するブロガーの日常

宮城県南三陸町。

大震災からの復旧・復興期を迎えている今、
町はかつての面影を失いつつあります。

そして人々の記憶も失われていくもの。

将来、思い出の補完の一助となれば…。

その願いをもって、私は町を訪れています。

( ;谷)。oO(הללויה)

時間があると水尻川を見に行きます。

橋の工事をしていた期間は水が濁っていましたが、

今は心まで洗われるような透明度を誇っています。

魚の姿がないのが少し残念。

 

誰もいない川は海鳥たちの格好の遊び場です。

彼らにとっては人を寄せない構造の現在の川の方が、

住まいとしては好ましいのでしょう。

 

堤防の上も私一人だけ。

立入禁止になっている訳でもないのに勿体ない。

と思ってしまう私は変わり者でしょうか。

 

ここからは、青空をとても近くに感じます。

 

水面が青空をそのままの色で映し出しています。

この美しい川なら、きっと今年も鮭は帰って来て

くれることでしょう。

 

私が近付くと、海鳥たちはさり気なく反対の方向へ

逃げていきます。それを再び追う私。

何度もそれを繰り返します。

 

水尻川周辺では工事が行われていません。

ざわめきは無く、ただひたすらに静かです。

僅かに聞こえるのは海鳥の声と私の足音だけ。

見た目は近代的ですが、とてものどかな空間。

新しい町が私に馴染んできているのだろうか…。

この心落ち着く空間が町全体に広まり切った時、初めて

復興というものを体感するのかもしれません。