ブログに夫のことを書くときは、たいてい何らかの諍いを起こした時で、
もしかしたら私は夫に不満タラタラの妻に見えているかもしれません。
しかし通常運転の私どもは、
夫唱婦随のラブラブ仲良し夫婦です。
令和の世に夫唱婦随もないだろうと眉を顰める向きもあろうかと存じますが、
いいのです。
我が家はそれで円満なので。
間違えないでいただきたいのは、
夫唱婦随ではあるけれど、
決して亭主関白ではありません。
夫の絶対王政でもありません。
夫婦で話し合って決めたことを、
最終的に「夫唱婦随」の形に収めているだけです。
それだけで、夫婦関係はウソのようにうまくいきます。
ただね。
がんの治療方針だけは、
なかなか夫婦の合意に至りません。
たいていのことなら、私が折れるか引くかすることができますが、
自分の命に関しては、たとえ相手が夫でも、折れることも引くこともできません。
私が先に死んでしまったら、夫がどれだけ悲しむか想像がついて心が痛むけれど、
だからといって、夫が納得する治療を私がイヤイヤ受けるのは筋が違うと思うのです。
サッカーW杯日本代表のように、
『負けられない戦い』です。
いや、戦いじゃないんだけどさ。
夫のことは心から愛している。
でも、曲げられないこともあるのよ。
という話。