なんで右にもできてんだよー、

バーカバーカ!!

 
の、
イヤイヤ期から浮上したきっかけの本は、
タイトルがちと長いけどこれ↓
 
 
~重曹殺菌と真・抗酸化食事療法で多くのガンは自分で治せる~
トゥリオ・シモンチーニ監修

世古口裕司著

(2019年、現代書林)
 
 
 
 
 
ちょっと前から気になっていて、読んでみたいなーとは思っていたんだけど、
まさか近所のスーパーの書籍コーナーに置いてあるとは思わなかった。
 
もはやオミチビキとしか思えないじゃないか。
 
 
 
買いましたよ。
 
読みましたよ。
 
元気出ましたよ。
 
 
 
超ざっくりと内容をかいつまむと、
 
 
イタリア人の医師が、がんの原因は真菌(カビ)だと発見して、
重曹を使うことで100%近くの患者を治すことに成功した。
 
だが、重曹なんて安価で手軽なものでがんが治ると知られると困る勢力が、
“この医師の治療はインチキだ”と激しいネガキャンをしている。
 
そのせいで、日本でもがん治療といえば三大治療(標準治療)をすることになるが、
初期がんでの手術はともかく、抗がん剤と放射線は、
がんを治すのに最も重要な免疫力を著しく低下させるので、逆効果でしかない。
 
本当にがんを治すために必要な治療、必要な行動は何なのか、
一人一人騙されずに、考えて選択しなさいよ。
 
 
てことかなと。
 
 
 
私の気持ちが浮上した一つ目のポイントは、
「がんの原因は真菌(カビ)」というところ。
 
 
私、赤ん坊の頃、首の後ろにカビが生えたことがあるんだってw
 
もちろん私は生きていたよ。
 
当時は抗生剤か何かで治したんだろうけど、根絶って無理だと思うのね。
その時のカビが今のがんになったかは分からないけど、
私の体の中に、いろんな菌がいて、何かの拍子に出てくるっていうのが、
すとんと腑に落ちたんだよね。
 
 
 
 
で、もう一つのポイントは、
「がんを治すには免疫力を上げることが第一」
「抗がん剤、放射線は免疫を低下させる」ってところ。
 
 
 
ヘイヘーイ!
放射線やっちまったぜヘイヘーイ!
 
やっぱりか、って感じですよ。
 
 
左胸の放射線が終わって、しこりは小さくなって、
腫瘍マーカーもいったん下がって、
安心していたけど、
 
「治った」と胸をはって言えない、変な違和感があったんだよね。
 
 
むしろ、放射線攻撃で左胸にいられなくなったカビ勢力が、
右胸に移動したのだとしたら、
なんか、分かるわーと思う。
 
 
 
ちなみに、放射線治療をしたことは後悔していない。
あの時は花咲になるのはイヤだったもの。
 
それにトモセラピー体験なんて、そうそうできないでしょ。
 
免疫力的には「やっちまった」けど、
そこはこれから取り戻していきますよ。
 
 
 
 
乳がんに関していえば、重曹も効くが時間がかかるそうだ。
 
なんだ、じゃあこの本は役に立たないじゃん!て、放り出すのは早計で。
 
逆にいえば、
そんなに急いで治療(標準治療)をしなくていいんだよ、ってこと。
 
何もしないくていい、ではなくて、
毎日じっくり自分で取り組めるもので、十分に治せるということ。
 
 
 
ほら、元気出るべ?
 
めんどくさいけどな?笑
 
 


毎日コツコツなんて、悠長なこと言ってられない!
標準治療でサッサと治さないと!

って、不安になるのも分かる。



でもさ、『治る』って何だろうね?
どういう状態になったら、『治る』なのかしら?




そんなことも考えさせられる本。



重曹が効くか、効かないかだけが、
この本の価値ではない。



 
この本は、書きぶりがかなり強めだから、
人によっては読んだらへこむかもね。
 
怒られているような気分になるかもしれないし、
 
医療業界の闇のこととか、知りたくない人は読まない方がいいよ。

(そのあたりのことは、『ガンは治るガンは治せる』安保徹、 奇埈成 、船瀬俊介(花伝社、2007年)にも詳しい)

 

 

 

 

 
でも、
自分の命は自分で責任をとる、という
生きるうえで、とても大切なことが書かれているから、
 
人生をがん一色に染めるんじゃなくて、
 
がんも人生の一部です、というように、
 
生きることを真剣に向き合いたい人には、
ぜひ読んでほしいと思います。