ぎっくり腰と謎の胸痛 



月イチの主治医の診察へ行ってきました。


まず経過報告として、二酸化塩水で骨転移の痛みがほぼ改善したと話したら、
主治医も喜んでくれて、かつ今後も良い結果が出るなら詳しく教えてほしい、教えてあげたい患者さんがいるから、と言われました。

ゴリゴリの民間療法でも、良いものは柔軟に取り入れようとする主治医の姿勢はたいへん好ましいです。




そして、骨転移の痛みが収まってきた代わりに(?)、

左胸の鎖骨下、放射線を当てたあたりの皮膚が赤くなって硬く引き攣れてきて、

皮膚が痒くなったり、熱を持ったように痛くなっているのを見せたら、



もう放射線治療から時間が経っているので、放射線の影響で皮膚がケロイド状になったとは考えにくく、

今回の症状は、乳腺炎だろうとのこと。



もしかしたら、中の腫瘍が乳腺を圧迫する影響で乳腺炎になっている可能性もあるけど、

現状、二酸化塩素水を塗布して症状をコントロールできているなら、様子を見てみましょうとのこと。



もし、痛くて眠れないほどなら解熱鎮痛剤を飲むと、炎症が収まることもあるのでよいですよ、と。



というわけで、来月の診察までは、

引き続き二酸化塩素水祭りで経過観察します。




考えてみたら、

私は主治医が勧めてくれた治療法(全身放射線や塞栓術)をせず、

勝手にどっかから聞いてきた二酸化塩素水療法をやっている。

それなのに、「自分の体感で効いていると感じるなら、それはやった方がいい」と、

嫌な顔一つせず、患者のQOLを第一に診察してくれる主治医には頭が下がります。

前は話が通じない宇宙人みたいとか思っててごめんなすー




最後に血液検査と毛髪分析をかけてもらったので、その結果でまた今後の方針は相談です。




あとは、ぎっくり腰になっちゃって…という話もして、

でも今日、久しぶりに電車に乗ってクリニックまで自力で来られて自信になりました、と言ったら、


動けなくなると体力も落ちるし、気持ちも落ち込むから、自信になったのはとても良かったですね、と言ってくれて、


ぎっくり腰は、腰の運動不足のところに大きな負荷をかけてなることが多く、

私の場合は、胸のあたりをかばって全身の動きが減っていたと思うから、

少しずつでも腰を動かすように心がけて、

たとえば腰を左右にひねる動きを意識的にやるといいとアドバイスをいただきました。




そんなこんなで、

謎の胸痛の正体が乳腺炎だと分かったのと、ぎっくり腰とのお付き合いに慣れてきたのとで、

私の心身は活性化に向かっております。



「分からない」は不安と恐怖を生み、

「分かった」ら、一転して安心します。

明朗現金メンタルです。




いやさー、電車に乗るのが怖かったんだけども、

杖をついてエッチラオッチラ歩いてると、周りの人は道を開けてくれるし、席を譲ってくれるし、

駅はエレベーター・エスカレーターたくさんあるし、

優しさに包まれてるのをヒシヒシと感じましたね。

感謝の心が足りない私ですら、感謝せざるを得ない。


恥ずかしながら、

体が不自由になってやっと私は、

人間の心を持てるようになったのかもしれません(ー人ー)