わざわざ記事にすることでもないとは思ったのですが、話していたりブログを読んでいると、過食症と無茶食い症を、同じものだと思っている人が多いので、簡単に書きます。

 

セルフ診断は勧めませんが、自分の状態を正確に理解するのも、大切だとも思いますので。

 

決定的な違いは、帳消し行動(嘔吐、下剤、利尿剤、ダイエットピル、過度な運動、摂食・絶食をする など)の有無です。

診断のクライテリアに頻度もかかわってくる(場合がある:DSM-5など)のですが、それはおいておいて、無茶食い症を過食症と呼んでいるケースが、とても多いような気がします。

 

 

この違いを知ったからといって、じゃあ何かが決定的に変わるのか?というと、クリニシャン側としては帳消し行動に気を付けないといけないなど、色々な違いが出てきます。

患者側としては、まぁ、自分が自分のやっていることを一番よく分かっているわけですから… ね。

 

周囲の人間としては、帳消し行動には気を付けておくのは大切かなぁと思います。

うまいこと隠れてやっている、なんてこと、よくありますからね。

 

過食をする ということに関しては、両方に共通することなので、そこへの治療アプローチは似ている部分もあります。でもそこに帳消し行動が入る、となると、また複雑なインターベンションをしないといけません。心理面でも体の面でも。

 

何はともあれ、この二つは違うんだよ、ということを一度書いておきたかっただけなので、軽く読み飛ばしてくださってOKです。

 

あと最近また読者さんが増えてくださったような…?

ありがとうございます。何か内容のリクエストがあれば、随時お知らせください。

今いくつか溜まっているのがあるので、試験が終わってからゆっくり向き合って、記事にしたいと思っています。

 

次の記事はアメンバー限定になるのですが、いずれ全員に公開する予定(6月にはきっと)なので、あまり気になさらないでください。