6月28日 家族が起きてきて、わたしは部屋へと逃げるかのように戻った。ひどく落ち着かなかった。理由はわかっていた。家族同士の変化に、わたしが順応していない。 家族仲はいい、と胸を張っていた頃が懐かしく思うと同時に、そんな時期さえなければこんなにも不安にかられずにすんだのにと後悔の念まで抱く有様である。 今日はサラエボ事件があった日らしい。戦争の世界史という本を、早朝からずっと読んでいる。家庭内に目を向けるより、現代史を読んでいる方がずっとかマシだ。