孫から使い古しのリカちゃん人形を貰った。

頭がぐしゃぐしゃ、洋服はヨレヨレ。

これをなんとか復活させようと動いた。

まずは本屋へGOー。

そこで一冊の見たこともないかわいいリカちゃんの洋服の作り方の本を見つけた。

二千円!高い!

買えないから図書館で検索。たくさんのリカちゃんの服の作り方の本を見つけた。

でも、みんなアレとは違う。おしゃれじゃない。

三週間ほどしてまたアルルの本屋へ行った。今度は買うぞーーー

 

あれ?売り場が変わってしまっている。どこにあるのか分からないぞ。

女性の店員さんを見つけて聞いた。

新しい売り場でその本を探して貰った。

どんな表紙ですか?本のタイトルはなんですか?覚えてないのだ。

レジでネット検索して貰った。ない!

「もう売れてしまったんだ。」一度は諦めた。

しかし、無いとなると私の執念深い性格が動く。

もう一度探そうとまた売り場に行った。

と、リカちゃんではないけどよく似たタイプの人形の服作り方の本があった。

その表紙からスマホで検索して出版社を調べてようやくたどり着いた。

画像を持ってレジへ行った。

「この本を注文したいんですけど。この間まであったけど、売れたみたいです。」

店員さんが検索するとその本は売れてません、

まだ売り場にあるはずです。とのこと。

「私は真剣に調べましたでもありませんでした!」言った。

そうすると、何だかベテランそうな男性の店員さんが出てきて、

少々お待ちくださいといって売り場へ消えた。

三分もしないうちにその本を見つけて持ってきてくれた。

「よくみつけましたね!すごい!」というと、

背表紙が反対に入っていました。とのこと。

私はつい「くそっ!」と言ってしまいました。

この本で私はリカちゃんの再生をします。