つづき
退院からしばらくは何事もなく
元の日常に戻っていました。
体調も良く、すっかり治った気分でいました。
ただ、リンパ節の腫れが完全に治まった訳ではなかったので、3ヶ月後に経過を見ることになっていました。
3ヶ月後の6月の検査で、リンパ節の腫れは
以前と特に変化もありませんでした。念のため、後日胃カメラ検査や大腸内視鏡検査もしましたが、異常なし。
ホッとひと安心。
また3ヶ月後に検査をすることに。
そして3ヶ月後の9月、エコー検査をしてもらったところ、またリンパ節が腫れてきていることがわかりました。
腸の辺りのリンパ節、胃や大腸検査の結果は異状なしだったので、残されているのは小腸。
一度検査をした方がいいと言われ、別の病院で検査をすることになりました。
小腸の検査はめったにやらないので、検査できる病院は少ないそうです。
小腸は大腸の奥にあるので、
通常の内視鏡だと届かないため、更に長い内視鏡を使って検査するのですが、
身体の中で内視鏡の向きを変える時に技師さんが馬乗りになってお腹を押して向きを変えます。それがかなり痛い!
でも耐えるしかない
辛い検査がようやく終わり、しばらくしてから
先生に呼ばれました。
そこで聞かされたのが、
リンパ腫の可能性が高い
ということでした。
リンパ腫···
まさか悪性リンパ腫?
その時はそれ以上は言われませんでしたが。
でも後日元の病院で悪性リンパ腫の疑いがあると告げられました。
そしてPET検査をしましょうと。
PET検査とは、体内に糖を入れてからCT検査をします。ガンがあれぱ糖に集まり、そこが光ることでわかるというもの。
検査の結果は小腸に7つのリンパ腫
その一つはかなり大きくなっていました。
小腸に腫瘍ができるのはめったにないらしく、
10万人に1人の確率だそうです。
大腸検査はしても小腸の検査はほとんど
されないので、私も最後の最後に検査をすることになり、最初の入院から病気が特定されるまで約半年かかりました。
病名を聞いた時は目の前が真っ暗になりました。
血液のガン
私の家系は祖母も父もガンになったので、
自分もなるかもしれないとは思っていました。
でもこんなに早くガンになってしまうなんて
帰り道は呆然として時々涙も出てきました。
家族に何て言おう、これからどうなるんだろうと頭の中が不安でいっぱいでした。
しかし旦那や両親、姉に結果を話したら、
頑張ろう!
と励ましてくれて、家族の有り難みを感じ何とか気持ちを前向きにすることができました。
通院していた病院には血液内科がなかったので、紹介状を書いてもらい血液内科のある病院へ転院することになりました。
そこで今後の治療を聞いたところ、
まず一番大きな腫瘍は手術で取らないといけない。なぜならその後の抗がん剤治療が始まった時にリンパ腫に押しやられて薄くなった腸壁が破れてしまう恐れがあるからとのこと。
また手術か〜
私は30歳の時にも子宮内膜症を患い
卵巣の腫瘍を摘出する手術をしました。
なのでまた手術をするというのは正直嫌だったのですが、腸壁が破れるかもしれないと言われたらやるしかない。
そして11月、腫瘍摘出手術をしました。
術後の経過は順調。
でもこれで終わりではない。
これからが大変なんだと思うと気が滅入る思いでしたが、先生が血液内科の抗がん剤は完治できるから大丈夫だと励ましてくれたので、
乗り越えるしかないなと覚悟を決めて。
12月、抗がん剤治療がスタートしました。