検査の画像を見せられて愕然としました。
元々あったリンパ腫が治りきらないうちに、
下腹部に再発していたのです。

先生はその画像を見て、「今がキムリアをするタイミングだったかもしれません」と言いました。
でも私の中では不安がありました。
キムリアは少ない腫瘍に対してはとても効果的だと聞きました。ただ、腫瘍の数が多いと攻撃しきれない可能性があると。

私の下腹部には5、6個のリンパ腫がありました。これは大丈夫なのか?
治療を直前にして崖から突き落とされたような気分になり、しばらく呆然。

いや、大丈夫!
絶対大丈夫!
自分を奮い立たせて気持ちを切り替えました。

それから入院中は気分良くいようと、
テレビも楽しいものしか観ないようにし、
不安になることは考えず、リラックスして過ごすようにしました。

そしてCAR-T細胞投与の日
時間にして2分くらいだったでしょうか、
あっという間に終了。

あとは身体の変化を注意深く見ていくことになりました。サイトカイン放出症候群という
全身に現れる炎症反応が起こる可能性があるので、投与直後は看護師さん達もピリピリしていました。

そしてやはりその後発熱し、ICUに入ることになりました。
熱は40度まで上がり、解熱するまで24時間体制で診てもらうことに。

1週間近く入っていたでしょうか。
サイトカイン放出症候群の症状も高熱以外は特になく、ようやく熱も下がって体調も落ち着いたため、病室に帰ることができました。

病室に帰ってからもしばらくは微熱が出たり、なかなか安定しませんでしたが、
徐々に落ち着いてきて元気になりました。

それ以後は退院まで特に体調の変化はなく、
身体も元気だったため、リラックスした入院生活を送ることができたのです。

退院を前にして、評価のためのPET検査
をまたすることになったのですが、
前日は一体どのような結果が出るのかが気になり、なかなか眠れませんでした。

大丈夫大丈夫と何度も言い聞かせる。

しかし翌日の検査後の結果は···
思うような結果が出ていないとの先生の言葉。

最初に抱いた不安が的中してしまいましたショボーン
やはりリンパ腫の勢いが強いのか。

しかしこの治療は免疫療法のため、すぐに効果が現れるものではなく、時間をかけて経過を見ないと判断できないので、私の中ではまだ希望を捨ててはいませんでした。

治って退院するつもりだった私は、予想外の展開に正直やや落ち込んでいましたが、先生からもこの先の経過を見るまではわからないと励まされ、それを聞いて、そうだ!まだまだわからないと自分に言い聞かせ、前向きな気持ちで退院しました。