キムリアの治療を終えて年末に退院し、
2020年の年明けから、また元の病院で通院することになりました。
年明け初回の診察では、
「これから経過を観ていきましょう。」
と和やかな感じだったのですが、
わずか1週間ほどで右下腹部の腫瘍が
大きくなってきていることがわかりました。
こんなに早く?
せっかくキムリアをしたのに、その効果が現れていないことに落胆しました。
抗がん剤をやっても効かない状況の中、
キムリアという新しい治療法に出合い、
私はこの治療に望みを託していたところがあったので、これが効かないのならもうダメなんじゃないかという気持ちになりました。
この時が精神的に一番キツかった気がします。
キムリアをやった後、数ヶ月は抗がん剤治療はできません。まだこの先どうなるかわからない状態で抗がん剤を投与してしまうと、せっかく体内に入れたCAR-T細胞を死滅させてしまうことになるからです。
ではどうなるのか?
「放射線治療をしてみましょう。」
と先生に言われました。
私は何とかキムリアの効果を信じたかったので、放射線治療を受けることにしました。
それから10日間、平日は毎日治療に通うことになったのです。
効果は現れました。
治療後のCT検査で腫瘍が小さくなっているのがわかりました。
でもホッとしたのも束の間、3月にはおへその下辺りにあった腫瘍が大きくなっていました。
また放射線治療をすることに。
治療の効果はありましたが、元々腫瘍の勢いが強いため、いつまた別の腫瘍が大きくなるかわりません。
この状況を見て先生が、「リツキサンを点滴してみましょうか」と言いました。
リツキサンは抗がん剤ですが、キムリアの効果を損なうことはないとのことでした。
それを聞いて私は、リツキサンを点滴してもらうことにしました。とにかく腫瘍の勢いを止めたい一心でした。
その頃平行して、先生から同種移殖の話が出てきたのです。