さいたま市緑区の声楽・ピアノ・リトミック講師の鈴木菜穂子です。

合唱団で練習されている方から、声が出にくい!という悩みを伺いました。その原因と解消方法を声楽講師という立場からご紹介したいと思いますウインクキラキラ

 

    

*こちらでご紹介する方法は、合唱団などで声を出して練習している方に向けた内容です。

普段声をあまり出していない方は、声を出すための筋肉が衰えている可能性があります。筋肉を取り戻すトレーニング方法は別の回でご紹介致します。

 

合唱団の方で指導者に教えて頂いたことをどれも試してみたけれど、逆にどんどん声が出にくくなってしまったと思われる方、多いのではないでしょうか。

 

合唱の指導者は合唱全体の声についてアドバイスをします。そのため、個人の発声改善においてそのアドバイスが的確でないこともあり得るのです。そして、それに気づかず練習を続けてしまうと、悪い癖(力み)がつき、声が出にくくなります。

 

このブログではそのような声が出にくい方のために、出にくい原因の悪い癖(力み)を発見し、それを取り除いていく方法、そして練習方法の見直しまで、丁寧に説明いたします。少し声が出やすくなると、歌うことが益々楽しくなりますよ💛

 

目次

 

①悪い癖(力み)の見つけ方

②悪い癖(力み)の取り方

③練習方法の見直し

 

 

①悪い癖(力み)の見つけ方

 

まずは、自分の歌っている姿を鏡で見て下さいキラキラ録画を撮ってみると分かりやすいです。以下のことを確認して下さい。

 

・体の重心は上がっていないか。

・顔の中心に力がはいっていないか。

・舌が固まっていないか。

 

一人一人癖は違いますので、レッスンなどで、癖を指摘して頂いた方が確実です。しかし、合唱をやられている方に多い、よくある悪い癖(力み)があるように思います。ここではよくある例をご紹介致します。

 

 

体の重心が上がっている例⇒・上半身が前のめりである・踵が上がる

顔の中心に力がはいっている例⇒・眉間にしわが寄る・目が細くなる

舌が固まっている例⇒・舌が喉の奥に引っ込む・舌が左右どちらかに固まる

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上記の癖を見つけたらしめたもの!それを取り除いていきましょう。確実に声が出やすくなりますおねがいキラキラ

 

 

②悪い癖(力み)の取り方

 

悪い癖(力み)別に、取り方をご紹介しますイエローハーツ

 

体の重心が上がっている

 

歌う前に踵はしっかりと床についているか、そして上半身は前のめりでないか確認して下さい。次に足を前後に開き、少し腰を落としながら歌ってみて下さい。重心を下げて、支えて歌う感覚がつかめます。

次に意識するのは歌いづらい箇所(例:高い音)です。必ず支えが上がると思ってください。癖が出やすい箇所です、意識して体の重心を下げます

 

高い音の重心の下げ方

高い音を出す1秒前に少し膝をまげて下半身を落としてください。この時、すばやく曲げるのがポイントです。高い音を出そうとするのではなく、膝をまげて下半身を落とすことに意識を持っていきます。すると支えが下がり、無駄な喉の緊張がほぐれ高い音が出しやすくなります!爆  笑

 

 

顔の中心に力がはいっている

 

力んでいるところに手を当てます。眉間にしわが寄る方は眉間に手をあて、さすりながら歌ってください。優しく力みをほぐします。次に、顔の中心ではなく顔の外側に意識を広げます。目の奥を開けてみましょう。驚いたときを想像してください。目だけでなくおでこや頭の筋肉も広がりませんか。その筋肉を広げると目の奥が開きます。注意しなければならないことは、意識しすぎて力んでしまうことです。あくまで優しく柔らかく筋肉広げてみて下さい照れ

 

顔の中心に力が入っている方は、下半身の支えが弱い中で一生懸命声を出そうと努力して癖がついてしまった方が多いように思います。力みを取るのと同時に、重心を下げて、支えて歌う感覚をつかみましょう。

 

 

舌が固まっている

 

この癖を見つけられた方は、観察力があります。実は、舌が力んでいる方は多いのですが、なかなか気づきにくい癖だと思います。口を小さく開けて歌ってみると、舌の動きが分かります。力んでいるか確認してください。

 

舌の正しい位置を確認します。リラックスしてアイウエオと唱えてください。舌の位置は変わらず前に脱力していることが分かります。舌も高い音など歌いづらい箇所で力みますので、意識して舌を前に持っていきます。実際舌を出しながら歌ってみて下さい。舌は癖のある方向に動こうとしますので、それに逆らって前に出します。※絶対に無理は禁物です!

 

また、首を両手で触るだけでも、意識を舌に持っていくことができます。しかし、歌っているときに舌を意識するのが難しい場合は、歌っていないときに舌を鍛えましょう。舌を突き出す、口蓋をおしあげる、舌で歯を触るなど、舌の筋肉を鍛えることで余計な力みを取ることができます。

 

舌の癖もまた、下半身の支えが弱い中で声を出そうとした結果できた力みかと思います。そのため舌の力に頼らない、重心を下げて、支えて歌う感覚を身につけましょう。

※舌の力みは取るのには少し時間がかかります。しかし、少しの意識で確実に変わります。ゆったりとした気持ちで力みを取っていきましょう

 

 

③練習方法の見直し

 

悪い癖(力み)は、間違った方法、または、自分にあっていない方法で練習を続けてしまうとついてしまいます。一度ついてしまった癖をとる作業は時間がかかります。そのため、常に今行っている練習方法が自分に合っているか見極めることが必要です。

 

見極め方はとってもシンプルです。『歌っていて心地よいかどうか』を基準にしてください。一定期間同じ練習をしても、すぐに声が枯れてしまったり、歌っていて心地よくない場合は、何か問題があります。発声が良い時は、体はとても疲れますが、喉は体ほど疲労しません。一度練習方法を見直してください。

 

この見直しができるようになると、声が出にくい原因となる悪い癖(力み)がつきづらいように思います。悪い癖をつけないことが発声においてとても重要です!!!

なるべく必要な力みを体が覚えて、歌いやすい発声を手にしたいものです。そのためには・・・

 

上記で何度も声を大にして記述しました、重心を下げて、支えて歌うことがとても大切です。それができるようになると、体は疲れるけれど、喉(声)は元気!と歌うことがますます楽しくなりますラブイエローハーツ

 

 

一人でお悩みの方、是非ご一緒に発声を見直して自信をもって歌いませんか?

この機会に是非、無料体験レッスンにいらしてください♪

 

 

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