カフェ問題について、書きます。

 

問題と言っても、至極個人的なことなのでたいしたことない、と言いたいところですが

これが私にとっては大ありなのです。

 

カフェ、何も問題ありません。

でも、カフェに行かないと文章が書けないというのは

私にとって大ごとなのです。

家でかけないから出かける、というのは時間も手間もコストもかかりますから。

 

そこで、何がそんなに書きやすくしているのかを書いていこうと思います。

 

一番最初に思ったのは、雰囲気です。

店内の音楽、テーブル、椅子、全体を包むコーヒーの香り、

コーヒーと合うように作られている、デザートの甘い匂い。

 

そう言ったものが一体になっているのがカフェ。

加えて、知らない他人が大勢、出たり入ったりします。

 

そう。

 

こんな環境、自分で作ることなんてできません・・・!

 

家にいると、日中は一人になるのでシーンと静かな中で仕事も捗るのですが

唯一、「はかどらないじゃないか〜」と叫びたくなるのが、

書くという作業です。

 

決まりきったビジネスメールを書くにはなんら差し障りないのですが、

ブログやアイデア出しを要するものにはなぜか手が止まってしまう。なぜなんだ!

 

カフェにあって、家にないものを考察します。

それは、カフェがカフェとして営業するために必要なモノや機能、そしてカフェに集まるお客さんなんだと思う。

そんな環境、家で作ることなんて無理です。

それは私がカフェのオーナーをしてさえもできないことのような気がします。

だから、オペレーションする人、店員さんも当然必要ということです。

 

今日は午後から嵐のような雨になると天気予報で聞いていたのに

外に出るとところどころ青空までのぞいていて、とても明るい。

そんな、拍子抜けしたお天気のなかでも、この太陽の恵みの明るさを受け取れる

壁いっぱいの窓も、カフェならではだなと思う。

 

尊敬するトップミニマリスト(?)の風の民さんは、途中まで大量のブログを執筆するのにカフェに通っていたそうですが、途中から「そんなことしてる場合でない」と気づき、

家で猛然と執筆するようになったとか。

 

カフェじゃないと書けないというのは幻想です、書けます、ともおっしゃっていた気がします。

そうか、、とも思うけれど、

行き着くところまでやり切ればそうなるのかしら?なんて考えが頭をよぎります。

 

ご飯を食べて、コーヒーを飲んでも洗い物をしなくていいし、

私物は一切目に入ってこない。

ただ、そこにあるパソコンとものを書くためのソフトに向き合えばいいのですから

集中しやすいというのは大いにあると思います。

ということは、やはり、ミニマムに暮らすというところに戻るのじゃないかなと

ここまで書いて気づきました。

 

家にある「モノ」というのは、たとえ丁寧に引き出しに仕舞われていたとしても、

そこに存在するわけですから、重力を持って存在感を放っているのです。

どうしても気が削がれるのは仕方のないことなんじゃないでしょうか(逃げ思考)。

 

だから、捨てる作業をルーチン化し、終わらせる必要があるのか!そうか〜!

なるほどね!

今、書きながら一人激しく頷いてます。

 

片付けを日々効率化し、徹底してシンプルな暮らしにすることの恩恵の一つ、

それは、集中してもの書きできるようになるってことなんですね。

 

ちなみに、私がミニマムライフやシンプルな暮らしに憧れて

身の回りのものを捨て出したのが今年の4月です。

 

大体、多くの方のお片付けを振り返る動画を見ていると、

「一年はかかりましたねー」とおっしゃいます。

最後の最後に残していたものを、えいやっと捨てられたり、

書類をこまめにスキャニングしてデータ化したり。

 

ファーストステップの一年という意味と、

リミットとしての一年、両方の意味があると感じています。

 

一年以上かかった、という人が出てこないのは、これを超えると

「まあまあ、これでいいか」な状態が延々続くのではないかと。

 

また、2年目に差し掛かった時、心折れず継続できるかどうかもポイントです。

継続するためには、「ものがなくて、こんなにたくさんのメリットがあった」

というものを見つけておくことが良いような気がしています。

理由は、途中で心がくじけないからです。

いくつかピックアップしておくと、かけがえのない努力の結晶を再確認できます。

このために頑張ってきたし、こんなにいいことがたくさんある、

途中で放り投げることはこれらのメリットも手放すということ。

 

書けるようになるくらい、周りにモノが少なくて集中できる環境って

なんて素敵なんでしょう。私にとって、最高の環境です。

物書きしやすいカフェとはまた違う効果が発揮できるんじゃないでしょうか?

 

それでも私はカフェ通いをしているでしょうか。

どうなんでしょうか?

 

今はまだ、体験する前なので、こうして書いていても、

カフェってやっぱりいいなぁというのが本音です。

自分の「大事だと思っていたモノ」を手放すたびに、きっと体感も変わってくると思います。

 

だからそれまでは、「ここにくる意味とは」などといちいち考えながら

カフェにお世話になろうと思います。

 

 

それでは、今日も素敵な一日をお過ごしくださいね。