こちらのクラスも進級や新規入会の生徒で賑やかになっています。
わたしのスタジオでは普段のレッスン態度や能力、出席日数を見て、ひとつ上のクラスのレッスンを受講出来る特別枠を設けています。
キッズからの生徒がその枠で初めてジュニアクラスレッスンを受けました。
キッズクラスのキャーキャー楽しい雰囲気は一切ありません。
ピリッと引き締まった空気。
少し戸惑いもあったかもしれません。
ジュニアクラスのレッスン時間は約80分設けています。しかし集中力が持続するにはジュニアクラスには80分は少し長い。
(基本60分クラスとして構成しているスタジオやバレエ学校が多くあります)
NAHOバレエスタジオはその中の20分間はストレッチに当てています。
覚える作業をしないでいいよう毎回同じストレッチを繰り返しています。
ただ、いつも同じことをするというのは飽きが出て来ます。その中でも毎回の繰り返しをどれだけ丁寧に行えるかで上達具合も変わってきます。
ストレッチ20分、覚える作業40分(毎回アンシェヌマンの違うバーレッスン)、残りの20分はバーレッスンを活かしたセンターレッスンを行います。
一つの限られたレッスン時間の中にはたくさんの意味のあるトレーニングが詰まっています。テクニックを学ぶよりもまずは確かな基礎を学ぶことが重要です。
なんとなくその時間をやり過ごすのではなく
ひとつひとつにどんな意味があるのか、そのトレーニングは何に繋がるのか考えながらレッスンすることで上達の近道となるはずです。
覚える事には得意不得意がある事ですが
まずはその瞬間の集中力を高めてみましょう。
出来なかった事はレッスン後何度も練習する事で、身体も少しずつ慣れ、覚えるコツも掴めるはずです。
どんなに素晴らしいプロのバレエダンサーでも毎日のその積み重ねが、美しい形となっているのです。