国政の不正選挙を準備しろ28.10.27
今回の選挙で明らかになったのは、当たり前の話だが、不正選挙の実行には、① 十分な準備期間、② 不正作業に手慣れたスタッフの存在が必要だという事実である。
今回の様に対立候補に締切り6日前に立候補されるようなケースだと、事実上、準備は不可能だ。
指摘されるように与党候補側に余裕と自信が有り過ぎたことも災いしたのかも知れない。何も不正選挙のリスクを冒さなくても,悠々勝てる、と。
唖屁政権はCIA直伝の不正選挙を展開するには、一定の準備期間が必要だという事、油断は禁物である事を肝に銘じたことであろう。 


今回の新潟の県知事選挙によって、国政選挙に於ける不正の存在は更に濃厚になったのではないだろうか。個人的には斯く思ふ。
私の不細工で短い指でどう勘定しても計算が合わないのである。国民の15~18%程度しか支持していない自民党政権が、あれだけの数の議席を取ったということがである。しかも野党の有力議員は勿論、与党の重鎮に至っても、挙(コゾ)って落選の憂き目を見ているのだ。一家言を持った煩型が悉く葬られているのに気付く。偶然と云うには状況証拠が揃い過ぎている。如何に小選挙区制といっても奇怪し過ぎるのである。


新潟知事選にあって公示の時点では安倍総理を始め、二階幹事長も、森民雄候補も、概ね以下の様な先入観を抱いていた筈だ。
新潟県民は「保守的」「狷介」「臆病」「旧套墨守」である。且つ「権威に弱い」「偉い人の言う事は聞く」。更に義理人情に厚く、状況に流され易い。

だから即ちエライ人が「森民夫」氏に投票してくれと頼めば、『断り切れない』筈だ。

  自民党・公明党推薦の森民夫氏は長岡市長に5回当選している。平成21年には全国市長会会長にも就いている。東大出身の建設省のキャリア官僚。
他は有象無象の泡沫だ。放っておいても、森民夫氏の圧勝。
  それ以外の選択肢など思い付く筈もない。
  処が、いざ選挙をしてみると、6万票以上の差を付けて米山隆一氏が当選した。「反原発」ワンフレーズで勝ってしまった。「反原発」が呪言となったかのように、52万8千なにがしを得票してしまった。

  何故か。国政選挙と違って不正選挙が介入しなかったからだ。
  素直に選挙させて、投票結果を正直に集計すれば、実はアッと驚くような事実が存在していることが分る。投票結果から不正工作を排除するだけで、目から鱗の「民意」が浮かび上がって来る筈なのである。

  だから此処1年~5年に渡って行われた国政選挙の投票に付いても、投票結果を調査し、投票用紙の一枚一枚に至るまで精査して見る価値は充分にある、と考える。
  勿論、証拠は紛失・隠匿されていることであろう。だが、保存すべき資料が紛失・隠匿されている事実を明らかにすることが大いに意味あることなのだ。どの投票用紙が、誰が管理していた、何時の時点で、どれ程消されたか、或いは入替られたか、事細かに調査されねばならない。
仮に同一筆跡の投票用紙が数枚見付っただけでも成果在りと考える。

徹底した調査がなされただけでも次の不正選挙は極めて遣り難くなる筈だ。それだけでも効果があると言わねばなるまい。

  現在の野党に役割があるとすれば、過去5年間の投票用紙の保管状態を先ず調査することであろう。