デフレ脱却念仏教が救済する 28.8.6
 実は3年前に、唖屁政権の自国通貨価値毀損を聞かされた時、不思議な気がした。唖屁政権と、その取り巻きのマスゴミが呪文の様に唱える「デフレ脱却」とやらと、些か整合しないかに理解されたからだ。唖屁政権とその取り巻き御一党様は、二言目には「デフレ脱却」だ。宛(サナガ)ら「デフレ脱却念仏教」である。「デフレ脱却」と念仏を唱えていれば、いずれデフレとやらが脱却できるのだと信仰して、3年以上に渡り朝昼晩とずっと唱題を上げ続けている。

 成る程、国内では「2%インフレ達成」とか訳の分からぬ妄言を譫言(ウワゴト)のように執拗に繰り返し、それらしい政策を取ってはいる。だが、大型輸出企業を後押しするための通貨価値毀損政策は、「2%インフレ達成」のお題目とは、原理的に矛盾しないのか。要は輸出先では「外国通貨高」+「日本製品安」ということだ。これが2年以上続けば相手国は「持続的な物価下落=デフレ」になる。
 つまり苦魯堕先生と唖屁先生が合唱して念仏する所の「デフレ脱却」とは逆に、若しくは当然の効果として、当該輸出国には他ならぬデフレを輸出していることになる。
 輸出先国でのデフレ現象を『善』と前提した上での政策と云う事に成りはしまいか。
 大型輸出企業の輸出を伸ばす方策として、唖屁先生と苦魯堕先生は仲良く阿吽の呼吸で自国通貨毀損政策を猛烈果敢・積極怒涛の勢いで取り組んだ。円を貶め価値を毀損することで、相手国通貨(ドル)の価値を高め押し上げることで、「安くした」日本製品を自ずと従前より多目にご購入頂けると言う皮算用であった。
 繰り返しになって恐縮だが、この政策は相手国では「自国通貨価値(ドル)上昇」=「モノの価値下落」を引き起こすことになるのを自明のこととしている。つまり「相手国はデフレで良い」と云う前提に立たないと説明できない政策なのだ。
 もし苦魯堕名総裁様や唖屁大宰相様が御託宣されるように「デフレ=悪」だと言うなら、他国には悪を輸出しても良いとの理屈に成ろう。或いは他国は悪であってよい、否、悪であるべきだとの認識を前提としよう。
 果たして、こんなお粗末な世界観で国家指導者が務まって良いものなのか。
 もし「デフレ=悪」なら、運び込まれようとする他国は自ずと拒否する権利を持つと認められよう。異議申立てする権利を当然に持つ。
 
 逆に異議申立してくれないと、自国通貨価値毀損政策は、その時点で論理的に破綻したことにならないか。即ち、当該相手国は「自国通貨価値(ドル)上昇」=「モノの価値下落」を好ましい事として受け入れたことになる。少なくとも当該国では「デフレ=善」になってしまっている。
 実際に「デフレ=善」なのだ。1台1万4000ドルしていた日本車が、何故か日本政府が勝手に虚仮(コケ)て呉れたので、1台が7000ドルで買えるようになった。大半の中流階級家庭は既に3台4台持っているから値下がりしても欲しくも無いが、下流家庭で1台しか保有していなかった人が2台目を買うかも知れない。同棲中の高校生カップルがバイクを止めて、貯めた小遣いで日本車一台を買うかもしれないではないか。
 しかしジャップは正真正銘の大阿呆だ。テメーで勝手に虚仮てテメーで大怪我してケツカル。阿呆も此処まで来ると世話ネーワ。