3/11 円安インフレ誘導の黒幕はアメリカか?
 ⑤ 阿〇総理とか黒〇総裁とか政府関係者に円安インフレ政策への舵切りを吹き込んだ最後の5者目は誰か。それは日本がインフレになって最終的に利益を得る者だ。誰か?、それはアメリカだ。証拠を出せというと困るが、そもそも亜米利加階層社会の見えない最上階に君臨し、鞏固に亜米利加を支配するアメリカンエスタブリッシュメントが見え見えの痕跡や証拠を残す訳が無い。ケネディは白昼衆人環視のパレードの真っ只中で消されたが、真相に触れることは爪垢程も許されていない。エスタブリッシュメントの手際だからだ。
 彼らは他者を陥れる企みに於いて常にパーフェクトである。就中(なかんずく)、他国を金融的外交的に詐騙(さへん)して陥穽に落し込み富を巻き上げることにかけては天才的な企画力を発揮する。
 亜米利加が真の首謀者で、ベースの絵図を描いていたとすると、総てが整合するのである。現にどの思考を辿ろうと円安インフレで絞り出された日本の富の行き先として亜米利加に帰着してしまう。試しに模擬思考してみよう。
イ.金融市場への円の大量投入⇨薄まる円⇨円の価値下落⇨ドルの価値上昇⇨ドルの購買力の回復⇨アメリカの延命
ロ.円安による輸入価格上昇⇨物価の持続的上昇⇨日本の低所得者層の収入の実質的目減り⇨実質経済成長のマイナス⇨日本経済弱体化
ハ.円安による輸入価格上昇⇨貿易黒字から貿易赤字への転落⇨経常収支の悪化⇨黒字の激減⇨アメリカの貿易収支の改善⇨アメリカの経常収支の改善⇨亜米利加経済の延命
ニ.円安ドル高によるドルから見ての日本株の割安感⇨外資による日本株投資⇨日本株の株高⇨株高による上場企業ウハウハ雰囲気の列島横溢アベノミクス礼賛⇨日本が慢心し切った所で外資による日本株の売り抜け⇨外資により日本の富がそっくり強奪⇨直後に新興国中国韓国デフォルト⇨世界中の株価暴落⇨日本株暴落⇨底値での外資買入⇨亜米利加資本による日本株買収⇨亜米利加の日本支配・日本人家畜化

 円安インフレ誘導は、日本の富を亜米利加に移し、亜米利加を利するだけで終わる。日本の富を吸い切って、日本が出涸らしになる迄、円安インフレ誘導は続く。日本は既に壮大な所得移転の鋳型に嵌め込まれており逃れられない。デフレ期にあれだけあった経常黒字が丸ごとゴッソリ全て吹っ飛んでいることに気付いたときには時すでに遅し。日本の富は空っぽで、我々大衆にはインフレ業火の中での七転八倒・断末魔の生活苦が待っている。
 皆さん不思議に思いませんか。電気料が値上げ、ガス代が値上げ、野菜が値上げ、葱も白菜も値上げ、卵が値上げ、郵便料金値上げ、宅急便まで値上げらしい。この値上げによって、以前よりも沢山払うこととなったお金、一体何処へ行くかお分かりですか。最終的な行き先は・・・・。