2/26 総理はお猿さんにしよう
 税金上げて物価上げるのなら、お猿さんでも出来ると思うがどうだろう。ご当人は世の反対を押し切って増税を英断敢行した高邁英雄行為と誤信妄信されているようだが。野田佳彦先生なんて御仁もおられましたっけ。増税するのに、千万人と雖も吾往かん、乃公(だいこう)出(い)でずんば、の心境に成り切って酔っておられた。付ける薬無し、哀れ也。南無三(なむさん)
 余程上手に官僚が洗脳したと見える。若しくは赤子の様に脳がマッサラで、生まれて初めて触れた増税デマゴーグや妄言宣伝を、此の世の真実と思い込んだのか。何しても未来永劫救いはなからん。
 いつの時代だろうが、どの社会だろうが、増税して、物価を上げれば、失政としか評価の仕様がない。戦争中じゃ有るまいし戦費を捻出するために増税が必要です、前戦で物資兵器糧秣が消耗する一方で供給が追っ付かず物価が高騰しました、ってまさか言訳する訳にはいくまい。平和を満喫しておいて無理が有る。幾ら下駄を履かそうが、引っくり返ってみようが、増税と物価高を「善政」と評価出来る訳がない。
 こんな絵に描いたような悪政で200%の失政なのに、なんで暴動起さないんだ。我が貧乏人同朋同輩諸君よ。なにも煽動する訳じゃない。実際、我々貧乏人は目に見えて生活が苦しくなっているではないか。デフレの貯金も喰い尽くす頃だ。毎月の貿易赤字は私ですら背筋が寒くなるが、政府当局者が青ざめないのが不思議だ。泰然自若というのか太平楽というのか吾関せずと云うのか、その無神経が想像を絶する。経常黒字も信じられない速度で減少している。まさに国家存亡の危機ではないのか。
 だいたい平和で貿易が自由な時代は、どの社会も物価が下がり安定して税負担も減少する。その物価安と税負担軽減を基礎的な経済条件として、次世代の産業や技術革新が勃興し、発明発見が涌き起こっている。物価安と税負担軽減という経済的な余裕がなければ、新規産業も技術革新も取組もうとする人士が生まれない。喰うだけで精一杯なら、発明とか発見とかは、費やす時間と労力の終局の見えない道楽仕事となり、没頭邁進する酔狂者も生まれないのだ。
 何が言いたいかといえば、これだけ平和で貿易自由の経済環境にあれば、本来普通に治世すれば、増税だの物価高だのの問題は生じないのではないかと言う事である。だから政府はお猿さんにさせた方が良い。