4/10 法に上位する占領軍・マッカーサー・アメリカ政府

何故、お歴々は占領軍・マッカーサー・アメリカ政府に骨の髄から従順なのか。
 お歴々自身が、自己の権力ポジションと権益を、占領軍・マッカーサー・アメリカ政府から与えられたものと思い込んでいるからだ。
 占領軍・マッカーサー・アメリカ政府の意思や利益や御都合を無視したりすれば最後、お歴々が安住する権力ポジションと権益も吹き飛んでしまうと、内心、戦々恐々としている。
 お歴々にとって、占領軍・マッカーサー・アメリカ政府は、法に上位する神様にも似たものなのだ。眩しくて凝視も儘ならない。
 お歴々の頭の中には、支配者マッカーサーと、被支配者日本原住民と云う「占領者・支配者-被占領者・被支配者」の構造が、抜き差し難く刷り込まれている。深層心理の奥深く刻み込まれて消えない。否、刻み込まれていることが無自覚なほど、完璧に骨の髄に打刻されているのである。
 お歴々は、その支配構造を前提とすることで「支配者(アメリカ)-支配者の代理人・代行者(お歴々)-被支配者(国民・大衆)」として、権力ポジションと権益が、神様から与えれたと信じ込まされている。 
 法の番人・守護神としての役目は、法の原理に従うことではなく、法に上位する支配者、占領軍・マッカーサー・アメリカ政府、の意思や利益や御都合に合せ、国民・大衆を支配・収奪・占領する方便として利用することだ。
 そうしてこそ、お歴々の権力ポジションと権益も保障され安泰となる。
 お歴々は、占領軍・マッカーサー・アメリカ政府に逆らえないどころか、対峙して向き合う覚悟もない。そんなことをすれば、占領軍・マッカーサー・アメリカ政府の代理人・代行者としての、お歴々の地位も吹っ飛んでしまう。