2013年ウィーンフィル来日公演
今回は新装なったミューザ川崎でベートーヴェンの交響曲8番、9番を聴いた。
ウィーンフィルの日本でのベートーヴェンティクルスは1987のサントリーホールこけら落とし公演以来の筈。
私はこの時は1番3番を聴いた記憶がある、弦バスをPブロックに張りつけたムジークフェラインスタイル。
この時の9番どうだったか?と思ったらyoutubeにあった。
http://www.youtube.com/watch?v=S69IwyJZjZw
これはFM放送でライブで放送をアップしたものみたいです。
しかしこの時は合唱は日本のプロ合唱団連合。

今回のティーレマンは2008~2010年にムジークフェラインで収録のDVDが非常に評判が良かったので、
その再現であると前評判は高かった。
近年のベートーヴェン演奏は、70年代~80年代のカラヤン、ベーム、バーンスタインなどの、
重厚長大、大編成の豪華絢爛オケから、フランスブリュッヘン、ジンマン、ノリントン等の原点主義、
ピリオド楽器による演奏、小編成による演奏が多くなってしまった。
まるで景気に連動するかのごとく私としては聴いてて不満の残る演奏ばかり。
そこで元々カラヤンのアシスタントだったティーレマンが大編成で鳴らすベートーヴェンを復活。
ウィーンの聴衆も久々に鳴らすオケに喜んだ。

そこで今回のティーレマン。私と年は同じ。
つまり、今迄同じようにオケを聴いて来てるわけだ。
ミューザ川崎は一度も入った事ないし、2011.3.11の地震で天井落っこちて
http://goo.gl/uTSdsJ
ちょっとビビりながら17:45開演15分前到着。
チケットは開演2分前にGET、入手方法は企業秘密。

まずベートーヴェンの8番、編成は1st.Vn左、2nd.Vn右の対向配置。
1st.Vn横にVc、2nd.Vn横にVla、弦バスは左後方なんと8本。
打楽器は右(上手)後方、ホルンが正面一番後ろ。渡邉暁雄時代の都響を思い出させる配置。
コンマスは(日本公演なので?)キュッヒルさん。
冒頭からトゥッティでテーマが鳴り響く、あれ?音が固い、荒い、バランスも?
ティーレマンは鳴らすけど丁寧では無い指揮者と思ってたのでこんなもんかと。
しかしこりゃリハで合唱合わせで8番さらってないのでは?と思ってしまった。
ベートーヴェンの交響曲は偶数番号は緊張感を保って演奏するとまるで印象が変わる。
かつてムラヴィンスキー、レニングラードフィルの4番などは凄い緊張感であった。
ティーレマンのやさしく流す8番もありかなと。
このミューザ川崎はステージが異常に低い。そのためかひな壇は目一杯上げてる。
サントリーのステージと作りは似ているVnは3プルト目から段に上がってしまう。
あとこのホールの客席の通路は平らなところは無いのでは?と思うくらい坂です。
また右左と行くと1階席から3階席まで行けてしまう。

休憩はさみ9番合唱付き。合唱はウィーン学友協会合唱団、この合唱団アマチュアです。
晋友会もアマチュアですね。
女性の方が約60名男性が45名位かな。
弦バスは8名(カラヤン全盛期はBPOで10名)管は4巻編成、ホルンは5本。
あとティンパニがベートーヴェンなのでドとソだけだが3楽章用で4つある(下の音は要らない筈?)
第9が始まる、私は昨年の'XmasにN響ノリントンを聴いて以来。
8番と違いバランス良い弦も音に艶が出てきた気が。
8番からそうだけどティンパニーは固めのマレット(スティック)で気持ち早めに打込む。
良いオケはティンパニ、ホルン、オーボエに名手が居る事なんて誰かが書いてたけどその通り。
ウィーンフィルも70年代80年代の絹のような弦にトゥッティでも荒れない強靭な響きとバランスが無くなったのは、
非常に残念だけど、こうやって聴くとやはり世界のトップである事には変わりない。
そういえば前回2011年の時エッシェンバッハで震災復興演奏会でモーツァルトとシューベルト聴いたけど、
若手は放射能怖がってOBがかなり演奏してたので往年の響きが出てたのかもしれない。
ティーレマンが今後年を重ねて細かい部分に味が出れば楽しみです。
2楽章は当然提示部繰り返し、ティンパニー大活躍でした。
3楽章は天国的美しさ、弱音はやはりWPH、素晴らしい。
問題の4楽章。有名な弦バスがゆっくりテーマ歌うところ、ここに入る緊張感は聴衆もシーンと固唾を飲んでよかった。
バリトンのロベルト・ホルさん、音程悪くないか?
http://www.youtube.com/watch?v=7gfrsPY5Jt8
ここでは有名な合唱トゥッティの前に凄いアッチェルかけてからインテンポに戻るけど、川崎ではそれは無し。
最後の最後、ティンパニ走ってズレましたね。
まぁでも、昨年のノリントンのようなもの凄いストレスが残るような演奏でなく、良いものを聴いたなぁと言う充実感はありました。
今回成田発着のLCCに乗る機会があったので記してみた。
行きはJETSTAR成田6:20発→那覇9:30
6:20に乗るには最低でも5:30には成田空港に到着しなければならない。
そこはバス会社もLCC対応で、1:30東京駅→成田空港4:30のバスが用意されてる。
しかし、需要はあるようでこの先1ヶ月の予約状況みるとほとんど満席。
それで朝1便、4:30発5:30着の便が用意されていてweb予約完了。
さぁ、4:30東京駅の移動手段。
1.終電利用し東京駅近辺のパブかマクドナルド等で4:30まで待つ。
2.自転車では荷物があり大変なのでタクシーを利用する。
一見1.案がよさげで2.案はLCCの趣旨に反して高いものにつくのでは?
の懸念があったが、へたな呑み屋で深夜料金でボラレて4.5千円掛かったり、
慣れない物食べて機内で体調崩す事を考えたら、家から東京駅まで4千円はしないだろうと。

2.案で3時45分頃家を出てTAXI乗車にした。結果3580円のTAXI代で無事に4:10には八重洲口到着。
朝の4:20頃です、私が最年長かな(汗)東京駅→成田空港900円中は4列トイレ無し、リクライニング有りごく普通
東京駅→成田空港900円と順調な滑り出し。
予定通り5:30に成田空港第2ターミナル到着、皆の行く方向はJETSTARのカウンタ。
搭乗手続きのマシンに予約番号打ち込むと、これは搭乗券ではありませんと自分の名前でない券が出てくる。

焦って係りを呼ぶと係りは慌てずにマシンの奥に手を突っ込み、お客様のはこれですが既にwebチェックイン済みですので、
こちらにお並び下さいと、看板が無いのでよくわからん列に並び、程なくカウンタに呼ばれる。
内装手抜き、でも納得ですこの作業は不必要、直ぐにカウンタに行こうこのロール紙は搭乗時バーコードスキャンでお役御免
機内持ち込みのみで、RIMOWAのサルサが寸法のMAX、あとは身の回り1個なので見た目はOK。
ここに鞄を載せて下さいと云われ恐る恐る乗せると12.8kg。
お客様2.8kgオーバーですと言われ、こちらもオーバーにカメラ交換レンズ、PC等で受託不可の荷物なんですよぉ~と困り顔に。
すると、では今回に限りこの鞄が10kgならばOKにしますので、そこで鞄から背中のザックにカメラを移してください。と。
トータルでは変わらないが、ザックは体重の一部と言う解釈なら係りも責務は果たしてるといえる。
さっさと移し、背中のザックをパンパンにして再度目方でドーン。
10.2kg!!。いいですよ!とロール紙の搭乗券を発券してもらい、制限区域に行くセキュリティチェックに。
途中、就航記念のミニタオルを貰い、角曲がってカウンタから見えない所で、ザックに移したカメラを鞄に戻したのは当然です。
制限区域での攻防は今回は全く無く、何のお咎めも無くバスでご案内のゲートへ向かう。
バスゲートに行くと先ほど2階の別のカウンタにいた係員が反射ベストを着て対応していた。
なるほど一人何役も兼務で人件費削減でLCCが収益上げる訳だ。
バスに乗って約5分間遥かかなたの沖止め駐機場でタラップ利用で搭乗。
このあたりはいたって普通空港内移動中のバスより搭乗手続きの係りが誘導もするお疲れさまです
ここでもドア前で搭乗券の最終確認を行った。

今年運航を開始したピーチアビエーション、ジェットスタージャパン、エアアジアジャパン、いずれも、
エアバスインダストリー社製造のA320を使ってる。個人的にはあのジョイスティック様の操縦桿で操作はゲームじゃ無いのだからきちんと両手で舵操ろうよとは思います。昔と違い、ワイヤーで直接スロットルやフラップをコントロールでなくフライバイワイヤーでいわゆるデジタルリモコンでコントロールなので関係は無いのですが……

LCC各社は座席指定すると別途料金が発生するので、私は無指定で15Fと右窓が割り当てられた。
席に付いて写真を撮っていたら、一列前で、ネイティブアメリカン風貌の客とCAが何やら相談始めた。
CAが非常口座席説明中、拒否って私がその席に朝日を浴びて那覇へGO!A320新調で綺麗です
会話が終わったらそのCAと私は目が合ってしまった。
お客様すみませんと声掛けてきたので、写真バンバンが問題だったのかと一瞬冷や汗出たが、
もしよろしければ席を替わって戴けないでしょうか?と。
何処に?で先ほどのネイティブアメリカンな客の場所を指す。
おぉ確かにネイティブアメリカン氏は少し後ろの席に移動している。
実は1列前の14列と、13列は非常口座席になっているので航空法により緊急時に乗務員の補助を義務付けられた席だった。
これに同意出来ない乗客、又は補助業務を遂行出来ない場合は着席が許されない。
と同時に非常口の為、前席との間隔を広くとってある上等な席でもある。
事前に希望したら割り増しの席でもある。
私は2つ返事でOKしたが、逆にシートベルト着用サイン中は首からのポーチ類も許されないので、
CA嬢にこれも荷物入れに収納しましょうねとなった。

整理すると、ジェットスターは機内持ち込み重量は事前に厳しく管理、
非常口座席には各ドア2名ずつを確保した上で離陸に臨んでいる事がわかりました。

以前スカイマークエアラインに搭乗したら機長がフィリピン人だったか、コパイが韓国人だったかが有ったが、
今回は機長田中、コパイ菊池、チーフパーサー○○と一応日本人と思われる乗務員だった。

ドアクローズからタキシング、テイクオフまでは何の問題もなく快適なA320による空の旅。
巡航移行して直ぐに右手に富士山の機長からの案内、手前が三浦半島と中々面白い角度で見れたのは良かった。
JETSTARから富士山右下に東京湾連絡橋が
事前に聞いた通り革張りのシートは快適だがリクライニング幅が義理で動く程度、旧国鉄の月光型より悪い。
これは我慢ですね。
初めてなので、調理パンとコーヒーのセットを注文。コーヒーはUCC117つまりインスタント。
一番人気のメニューらしい、珈琲はUCCインスタント
悪天候想定の非常用ペットお茶もあるでまぁいいか。

しかしさすがジョイスティック、航路のクリッピングポイントでは明らかに右旋回ですよ、左旋回ですよと判る挙動。ボーイング機でも偶にあるからだけど今回は一緒に頭がジャンアレジしちゃいます。
運航上ではノープロブレムだったので予定より10分程早く那覇空港に到着。しかも24番スポットボーディングブリッジなので通常のJAL便と同様です。
銀基調にオレンジはマクラーレンみたいで良い!
那覇空港では受託荷物受け取りの方々はそこそこいましたが、JAL同様問題なく受け取った模様です。

復路はエアアジアジャパン。
これはまず那覇空港の国内線ターミナルにカウンターが無い。
タクシー、バス一切入れないLCC専用ターミナルに連絡バス又は指定レンタカー会社送迎バスのみ。
貨物ターミナルの一角に臨時の小屋を作った感じ。冷房も効かなそうです。
ここは現在ピーチアビエーションとエアアジアジャパンのみ供用されてる。
この2社利用時の送迎はこの場所まで夏場は絶対に冷房効きませんね
那覇空港国内線ターミナルがANA側(向かって右)に黄色のスカイマークエアラインがカウンタを使ってるからだと。
ジェットスターはJAL側端っこ使わせてもらってるので問題ない。
スタッフに送迎してもらい別れを惜しみつつ連絡バス乗り場4番で待つこと5分程でバス到着。
私含め10人弱がLCCターミナルへ。
ターミナル入り口でチラシを細々配ってる、労組関係かな?と思ったらゆうパックのちらし。
東京まで2千円かかりませんよと、要はエアアジアJの受託はやめとけよと結託してる模様。
入ってipadのPDFを見てたら係りがつかつか寄ってきて搭乗手続きですかと尋ねてくる。
とりあえずカウンタへ行きましょうと促され、係り交代。

私:プリントアウトしてませんが?
係:プリントアウトしてなければ駄目!再発行です再発行手数料は1000円です。
私:iPadにpdf表示で駄目ですか?
係:駄目です!
私:ならばこの機械でチェックインならばOKですか?
係:その通りです。しかし、お客様は既にwebチェックイン済みです。
  よってこの機械を使用出来ません!
私:わかりました。このPDF画面ではどうしても搭乗出来ないと云う事ですね?
係:その通りです。お客様がご搭乗頂く時、この半券部分の回収の必要があるので。
  ここで搭乗券の再発行手数料1000円をお支払いいただく以外ありません!
私:わかりました、プリントアウト代金が1000円と言う事ですね?
係:そうとも言えますね!
私:では1000円支払いますので再発行お願いします。領収証もお願いいたします。
係:わかりました再発行いたします。
のやり取りでした。
結局3980円+クレカ手数料200円+再発行手数料1000円
ちぎって渡す為にプリントアウトが必要!
噂どおり、手荷物の重量確認はありませんでした。あったら7kgとジェットスターより厳しいので‥
で搭乗口まで来ました。
ありきたりの土産とドリンクと弁当が販売してた(ANAFesta)
しかし衝撃の掲示が、
そりゃないっしょ!
"エアアジアの機内では、規定により外からお持込の飲食物はお召し上がりいただけません。"
なにー、ジェットスターOKなのにぃ~
更に搭乗手続きの19:10になっても係りが無線のやり取りしててゲート開ける気配無し。
緊急メンテナンスのため出発が遅れます。次の案内は20:00を予定してます。
それも倉庫のビルでPAがワンワンしちゃって何言ってるか私の待機場所では半分しか判らない。
外国人乗客もいたがなお更判らんだろう。
20:00に乗れるのか、20:00に出発の目処が立つのかも不明。
1列前に耳の不自由な方(補聴器で判った)に係りが向かって来てメモに書いて説明。
それを盗み見て状況が判明、程なくホワイトボードにもアバウトに掲示。
19:45になったら急に動きがありこれから案内する先ずはハンディのある乗客と言うことで、
前列の方がご案内、続いて15列以降の奥の座席の方。
最後に前よりのお客様のご案内。
ここで、半券をちぎってる。客出しの紙とマシンのロール紙で籠はぐちゃぐちゃ。
この為に1000円かよと思うと情けない。
倉庫(?)を出ると約80m位先にポツンとA320にタラップが着いていた。
那覇の海っぺりなので荒天時はキツイ距離
この間青天井。荒天時にはこの距離なら確実にずぶ濡れになる。
機内に入ると行きのジェットスターと同じ仕様のA320、着席すると数取手押しカウンタで人数確認。
今時デモ隊の人数チェックでも使われてないのに……
このSHIPは追加料金払って乗る席はヘッドレストに赤いカバー被せてる。
赤カバーは有料、非常口座席に誰も居ない
前方は最優先降機とwebにあった(しかし降機時に衝撃の事実が)
私はお任せで15列だったが、13,14列非常口座席12席中1名しか座ってない。
CAが荷物収納確認に廻って来た時に、非常口座席は空けておくのですか?と聞くと、
はい、この席は間隔が広い席で別途料金となっております。とさらっと。以上。
で20:05頃ドアクローズしタキシング。
北風でRW36使用なので空港の北の北から延々南の端まで行きながら、
夜間飛行離陸に伴う室内減光アナウンス、しかしここまで落とすかと思う暗さ、非常口のランプ無ければもっと暗かったな。
約60%程の乗客をのせ無事テイクオフ。ジェットスターよりはスムーズに左旋回しながら巡航高度に。
飲食持込OK機内飲食は駄目なので、仕方なくおにぎり+味噌汁を注文。
しかし周りを見ると、つうろ挟んだ男性乗客がCAの目を盗んでルートビアのペットボトル飲んでるじゃん。
まぁいいやと思っておにぎりと味噌汁来たが、味噌汁に具が入ってる。
ANA規定では国内線のカップ麺提供時にお湯の投入が調理とみなされるとかで魔法瓶のお湯渡されたが、この会社は??
食中に突如機長のアナウンスとベルト着用サイン、巡航高度を急遽変更するので全員着席と。
CA嬢が味噌汁は手に持って気をつけてくれと言いに来た、確かに軽い縦ゆれと少しのつんのめり感の後、ベルト着用サイン消えて機内販売再開。
食後は、ipadにDL済み映画見ながらうとうとしながら気がついたら最終着陸のアナウンス。
体制を整えて成田の短い滑走路へ着陸。ここも端っこから延々とタキシングし、沖止め駐機場所へ。
さすが成田空港のタラップは全天候タイプA320機長お疲れさまでした(NRT沖止め到着)
タラップが付けられ、前方金払ってんぞ乗客から降機し、バスにご案内。
バスです。つり革捕まればギリで全員乗れるので結局全員降機までバスは出ません。
到着ゲートに着くと最後に乗った客から降りれます。
結局ボーディングブリッジじゃないと前より座席乗っても全く意味がありません。
ちなみに万が一のアクシデントで生還した乗客はほとんど機内最後方のお客様です。
結果として30分遅れが15分遅れになりました。
手荷物受け取りを横目で見てると、どうみても3人しか預けてない模様。
こういうコスト削減は納得降機後受託荷物待つ人、これで全員
ゆうパックの営業が効いてるのか、遅延終バス乗り遅れが怖いのか荷物は預けないと言う事でしょ。

行きと同じくがらがらの空港内をバス乗り場方面に行くと、
東京駅、数寄屋橋行きのバスがスタンバってた。
成田空港→東京駅は平和交通バスで1000円車内精算
バス会社が平和交通なので、ボラれてはと思い、いくら?と聞くと1000円ですと。
じゃ乗る、切符は?バス内で買って下さいと。
そのまま入ると運転席横に都バスと似た機械が、SUICAは使えなかった。
という訳で、無事23:45には数寄屋橋に着いてました。

往路JETSTAR、復路AirAsiaと乗ってみての感想。
JETSTARはwebチェックイン、PDFのみでもOK機内持込10kgは厳守(少なくても手荷物のペイロードは計算出来る)、
最終搭乗確認もバーコード読み取り。非常口座席に必ず8名は確保して安全運航に協力している。
ドリンク、空弁持ち込み可能那覇では国内線ターミナル使用

AirAsia、webチェックイン時は絶対にPDFプリントアウト必要
機内持込は見た目用件満たしてれば重量は基本的に気にしない。
非常口座席座りたければ(前席との間隔が広い)追加料金必須。
ドリンク、空弁は駄目那覇ではLCCターミナル使用(通常より30分は早めに空港入り必須)

こんな感じです。料金よりも安全運航に対する姿勢、荒天時の機内サービス無い場合のドリンク対応
(機内はSHIP保護の為湿度は意図的に下げてる、そこに長時間同じ体勢で脱水症状が起こるとエコノミー症候群の発症確率が上がる)
ターミナルの利便性を総合的に私の判断ではジェットスタージャパンならばもう一度でも搭乗しても良いかなと思いました。
あくまで個人の感想ですので、参考になれば幸いです。

去る11月29日(火)全日空の新鋭機787の2号機に搭乗する事が出来たので、往復の787の感想を記したい。

往路はNH651便7:30羽田→8:50岡山、座席24K(窓側)
朝1.5の感覚(私の通常那覇便は6:20発)でも、さすがに珈琲は飲みたい。
65番スポットには既に駐機してる。結局買ったパンと珈琲は満席で混み合うスポット待ちで消化。
海中散策とか‥‥-岡山行787-2号機
いざ乗り込んだファーストインプレッション通路狭い!
座席が24Kと主翼の後ろなので結構大変。直ぐ後ろにCAが付いてきてるので振り向き思わず、
767より狭くネぇと呟くと、その通りです誠に申し訳ございません。と素直にゲロ!
これはSKYの737-800と同じ間隔かな?
さすがに787人気で満席。
でもSKYと違い座席の前後は人間扱いの間隔なので、座れば楽チン。
しかし今回は弄り倒さなければならぬので忙しいかな(笑)
まず出発前にWi-Fiチェック、ドアクローズ迄で電子機器使用OKなので今のうち。
おぉなんと、機体番号のIEEE802.11bの波が吹いてるではないか。
$海中散策とか‥‥-機内無線LAN
しかし、CAに尋ねるとその件は聞いておりませんのでと困惑顔。
私も、もちろん国内航空法に基づいてドアクローズで電源断にしますよと約束。
これはおそらく国際線時のサービスと思われますので今回はお預け。
座るとまず各席毎のモニタに目が
いきます。TOP画面で言語選択、次に6個項目がある。
$海中散策とか‥‥-787エコノミ初期メニュ
しかし国内線では結局通常巡航中に流すビデオコンテンツと、
音楽をインタラクティブに選択出来るのと、航路状況のMAPが詳細に出る以外は意味無し。
折角のゲームコントローラー、クレジットカードでの通話とかは国際線用でしょう。
$海中散策とか‥‥-モニタで曲を選択
窓の液晶ブラインドは全く見えなくなるわけでは無くサングラスと同様、青黒くなる程度です。
反対側の席は海側で太陽光の直射なので結構暗くしてるのが確認できました。
ダイバーにとって重要な与圧の掛け方で、
ふれこみでは通常2500mが1800mまで下がるとの事ですが、体感上ではよくわかりませんでした。
$海中散策とか‥‥-機内巡航中
那覇便で、高度30000フィート巡航が、岡山、広島は20000フィート巡航と低いので、
与圧を加減してるかどうかは不明ですが気圧の変化が少なく感じるよりは、
むしろ湿度がそんなに下がって無い(乾燥してない)と感じました。
那覇便に比べたらアッと云う間に岡山空港へ。
$海中散策とか‥‥-岡山空港到着時

岡山、岡山空港→倉敷駅北口は中鉄バスで約35分

岡山駅に行ってもしょうもないので、その後の日程を考えると倉敷=大原美術館に
絞ったほうが良いと思い、倉敷行きバスに乗車。
高速を使い、40分掛からず倉敷駅北口に到着。
美術館開館が10時なのでそれまでにお土産予定の完熟トマトゼリーを1個だけ購入。
$海中散策とか‥‥-完熟トマトゼリー
スプーン貰い、駅前で食べてみる。なるほど今迄に無い食感と絶妙な甘さ。
帰りに買おう。
美術館は約40年ぶりでしたが素晴らしい美の殿堂!これは別で紹介。
次は広島への移動。
これはJR新幹線の500系に是非乗らなきゃいかんなと昼間2本運行されてるのに時間合わせ、
倉敷駅員にも確認し、新倉敷まで山陽本線で行き乗り換えた方が良いと乗車券購入。

倉敷→新倉敷は山陽本線445Mで約8分

これはローカルな列車、飽きる前に新倉敷到着。

新倉敷→広島はこだま745号(500系)で68分
$海中散策とか‥‥-500系
実際500系に拘らなければもう少し早く広島行けるのだが今回は787と500系は動かせないので。
意地でも500系乗車
以前は東海道も走っていたが今や山陽新幹線のこだまのみの運用。
何か、英仏共同開発コンコルド機みたいな運命かなと悲しくなる。

新幹線の先頭車の形は自動車レースフォーミュラ1(F1)のトレンドと似ている。
最初は丸みを帯びたノーズが、
F1で1989年ペンシルノーズのフェラーリ640は正に500系
その後1990年641、641/2とカモノハシっぽくなり、同年のティレル019はアンヘドラルウイング。
ノーズをアップし車体の下にの空気を積極的に取り込んで行こうというトレンドとなり、
その後各車共、現在主流となった中途半端に丸みを帯びたの吊り下げ型の3次元曲線の
ノーズコーンとなっている。
これは現在のN700系にも通じる所があり、更に前方に伸ばしたE5系はやぶさ!
整理すると、
初代0系→300系→500系→N700系→E5系と見事にF1のトレンドと、
リンクしてると思ってるのは私だけで無いと思う。

よく自動車レースが無駄だガソリンが勿体無いとか云うが、ガソリンで云うと羽田→関空を、
747-400(エンジン4発のジャンボジェット)で飛ぶより、F1の1レースで全チームが消費するガソリンの方が、
消費量が少ないと聞いた事がある。
むしろ、今は亡き本田宗一郎はいち早くレースで早く走る技術を市販車に生かしていくことが大事。
の信念の元にHONDAが業績を伸ばしたり、風洞実験のデータがフィードバックされ、
より早く効率の良い乗り物が開発されてきた。
かつては戦争によって技術が進んでいた。しかし、先の大戦の大量殺戮兵器を鑑みると、
今後絶対に兵器による戦争はあってはならない。ならレースで競い技術発展に寄与する事が今後の
大きな技術改革の道だと、私は思ってます。

話は脱線したが新幹線は脱線などしないで順調に運行、早いですね!
この500系はノーズを見ただけで早そう、実際はトンネル入り口の衝撃低減との事で、
事実先頭車ではノンショックのスムーズなトンネル入りに感激。
客席も当初壁が絞られてるので狭いとか言われてましたが、
旅客機に比べると全然広いです(確かに天井が絞られるのでN700より圧迫感はある)
$海中散策とか‥‥-500系先頭車内
広島までは約1時間あるので(3本位通過待ち)倉敷で購入のままかり弁当を十分に堪能し、
後半戦に備えた。
数奇な運命の500系を広島駅で見送り、広島駅で後半の予定をどうしようかを案内所(今の言葉でコンシェルジュ)に確認。
$海中散策とか‥‥-500系お見送り
宮島に行けるかを尋ねると、無理では無いが現地の滞在時間が厳しくなるとのアドバイス。
確かに船で行くので便に遅れて地上をタクったりして帰りの便に間に合わないと大変。
ここは安全に広島市内の観光はどうかと尋ねたら、丁度14時発の市内観光バスがあると薦められた。
内容は>縮景園→ひろしま美術館→平和記念公園博物館との事でお願いする事に。
7名参加のバスは好天に恵まれ順調に予定消化。
$海中散策とか‥‥-市内路面電車
縮景園ではガイドさんの案内では結婚式の前撮りで着物姿の女性が何組か撮影していた。
$海中散策とか‥‥-晴着撮影
メインのひろしま美術館は、倉敷大原美術館と並び名画の宝庫でありこれも素晴らしかった。
大原美術館と共に別に紹介。

広島原爆ドーム、平和記念資料館を含む平和記念公園は慰霊碑を中心に
北は広島県産業奨励館(原爆ドーム)南は資料館と見事に東西南北のバランスが取れてる。
これは明治神宮拝殿から南に国立代々木第一体育館、国立第二体育館と整備された空間(お寺で云う伽藍)と理屈は同じ。
さすが、丹下健三の若かりし頃の代表的建築物と言える。建物そのものより配置に拘った設計。

$海中散策とか‥‥-丹下健三設計
そういえば、現都庁舎も丹下健三(事務所)の設計だ。
平和資料館の中は放射能に関するかなり突っ込んだ解説もされ、
1999年東海村JCO臨海事故の被曝についても案内がされ、
原子力の怖さが十二分に解説されている。
ここを見たあとなら、通常の神経では原発には素直に賛成は出来ない。
一刻も早く原発以外のエナジー政策をと考えてしまう。

$海中散策とか‥‥-原爆ドーム
敗戦国である日本が戦勝国である米国GE社の原発設備を使わなければならない運命が悲しい

と、すっかり日が暮れた広島駅に戻ってきて親切な運転手さんガイドさんの案内で即座に空港行きバス
(同じ広島バスで同僚のようでした)に乗車。
広島駅新幹線口→広島空港は広島バスで約45分
フライトまで約1時間の余裕が出来た。
WEBチェックイン可能であるが、念のため、カウンタで搭乗可能確認をし一安心した。
※過去にJALで前日私がimodeでWEBチェックイン中に丁度JAL側でSHIP変更の作業中だった、
2回位エラーが出て、3回目にリトライで完了の表示が出て翌日朝一便搭乗で制限区域に入ると、
エラー表示。
実はSHIPチェンジで行きの便はノーチェック、帰りの便のみのWebチェックインで、
押し問答の間に時間切れし、結果的に朝便に搭乗出来ないと云うとんでも事件があった。


折角広島なので、空港ビルの選択肢しかないが、牡蠣と広島焼きを食した。
$海中散策とか‥‥-焼き牡蠣 $海中散策とか‥‥-広島焼
一応、もみじ饅頭もトレンドの生もみじとあたらしもみじをGETした。

満席なので早く入れとうるさいアナウンスに促され、搭乗口に行ってみると人が溢れてた。
$海中散策とか‥‥-広島発羽田行
まだ優先搭乗の案内しかされてないからであった。
ここで、あぁと気が付いた!帰りはプレミアムだった!
群集を掻き分け、ピロリン♪悠々とゲート通過。これはタマラン瞬間(一瞬ね)だった。

復路はNH686便19:20広島→20:40羽田、座席2D(プレミアム)
プレミアムは12席。行きと同じSHIPを確認し、早々弄りだす。
さすがに広い。
$海中散策とか‥‥-787_P席
しまった、プレミアムは機内食が出るのを忘れてた!
$海中散策とか‥‥-P機内食とWINE
ここは別バラ、ロハの赤ワインも中々美味しく感じてしまう。
787でも、P席用ヘッドフォンは同じである(酔いが廻りピントが‥)
$海中散策とか‥‥-ヘッドフォン
787のプレミアムシートは腰を支点で後方に倒れるのではなく座席の外にシェルがあり、
シートを倒すと(電動です)前方の足先に入り込む仕組みなので後方席に挨拶が入りません。
$海中散策とか‥‥-P席前方
満腹とアルコールで座席を目一杯倒し気絶してるとアラートで着陸態勢に。
クルクル777のようにF2chでギアのオンボードカメラで着陸画像が見れると楽しいのだが‥
と、云うことで羽田に着いたが満腹とアルコール漬け状態が激しく、
天気も良く見学デッキも空いてる時間なので、本日お世話になったSHIPを俯瞰で撮影(3Dキャプチャ)
$海中散策とか‥‥-HND駐機中
以上、若干時間経過でしたが787搭乗記その1でした。
やはり日帰りの羽田→岡山→広島→羽田はきつかったでした。
本日のN響アワー、プレバーンでドイッチェレクイエム。
ブラームス35歳の作品というのが凄い。
このあとからシンフォニカーを書いてるわけです。
解説で、コンポーザー西村さんが怒りの日が無いと。
確かに、モーツァルトもヴェルディもディーエスイーレは有名。
妙に納得いく解説だった、まだまだ奥が深いクラシックの世界。
先日、初めてN700系に乗車した。
新大阪から東京まで3時間掛からない、素晴らしい事。
技術的な事はおいて、感じた事は、
この運用に関わる全ての人に、鉄道システムの頂点と言える新幹線網に、
自信と、誇りを持って臨んでる気合いが感じられる事だ。
これは、車掌、パーサー、改札、警備員、売り子に至るまでそう思った。
日本が世界に誇る新幹線。
今日はそのバックボーンの技術の周辺に触れに行く。
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