2013年ウィーンフィル来日公演
今回は新装なったミューザ川崎でベートーヴェンの交響曲8番、9番を聴いた。
ウィーンフィルの日本でのベートーヴェンティクルスは1987のサントリーホールこけら落とし公演以来の筈。
私はこの時は1番3番を聴いた記憶がある、弦バスをPブロックに張りつけたムジークフェラインスタイル。
この時の9番どうだったか?と思ったらyoutubeにあった。
http://www.youtube.com/watch?v=S69IwyJZjZw
これはFM放送でライブで放送をアップしたものみたいです。
しかしこの時は合唱は日本のプロ合唱団連合。
今回のティーレマンは2008~2010年にムジークフェラインで収録のDVDが非常に評判が良かったので、
その再現であると前評判は高かった。
近年のベートーヴェン演奏は、70年代~80年代のカラヤン、ベーム、バーンスタインなどの、
重厚長大、大編成の豪華絢爛オケから、フランスブリュッヘン、ジンマン、ノリントン等の原点主義、
ピリオド楽器による演奏、小編成による演奏が多くなってしまった。
まるで景気に連動するかのごとく私としては聴いてて不満の残る演奏ばかり。
そこで元々カラヤンのアシスタントだったティーレマンが大編成で鳴らすベートーヴェンを復活。
ウィーンの聴衆も久々に鳴らすオケに喜んだ。
そこで今回のティーレマン。私と年は同じ。
つまり、今迄同じようにオケを聴いて来てるわけだ。
ミューザ川崎は一度も入った事ないし、2011.3.11の地震で天井落っこちて
http://goo.gl/uTSdsJ
ちょっとビビりながら17:45開演15分前到着。
チケットは開演2分前にGET、入手方法は企業秘密。
まずベートーヴェンの8番、編成は1st.Vn左、2nd.Vn右の対向配置。
1st.Vn横にVc、2nd.Vn横にVla、弦バスは左後方なんと8本。
打楽器は右(上手)後方、ホルンが正面一番後ろ。渡邉暁雄時代の都響を思い出させる配置。
コンマスは(日本公演なので?)キュッヒルさん。
冒頭からトゥッティでテーマが鳴り響く、あれ?音が固い、荒い、バランスも?
ティーレマンは鳴らすけど丁寧では無い指揮者と思ってたのでこんなもんかと。
しかしこりゃリハで合唱合わせで8番さらってないのでは?と思ってしまった。
ベートーヴェンの交響曲は偶数番号は緊張感を保って演奏するとまるで印象が変わる。
かつてムラヴィンスキー、レニングラードフィルの4番などは凄い緊張感であった。
ティーレマンのやさしく流す8番もありかなと。
このミューザ川崎はステージが異常に低い。そのためかひな壇は目一杯上げてる。
サントリーのステージと作りは似ているVnは3プルト目から段に上がってしまう。
あとこのホールの客席の通路は平らなところは無いのでは?と思うくらい坂です。
また右左と行くと1階席から3階席まで行けてしまう。
休憩はさみ9番合唱付き。合唱はウィーン学友協会合唱団、この合唱団アマチュアです。
晋友会もアマチュアですね。
女性の方が約60名男性が45名位かな。
弦バスは8名(カラヤン全盛期はBPOで10名)管は4巻編成、ホルンは5本。
あとティンパニがベートーヴェンなのでドとソだけだが3楽章用で4つある(下の音は要らない筈?)
第9が始まる、私は昨年の'XmasにN響ノリントンを聴いて以来。
8番と違いバランス良い弦も音に艶が出てきた気が。
8番からそうだけどティンパニーは固めのマレット(スティック)で気持ち早めに打込む。
良いオケはティンパニ、ホルン、オーボエに名手が居る事なんて誰かが書いてたけどその通り。
ウィーンフィルも70年代80年代の絹のような弦にトゥッティでも荒れない強靭な響きとバランスが無くなったのは、
非常に残念だけど、こうやって聴くとやはり世界のトップである事には変わりない。
そういえば前回2011年の時エッシェンバッハで震災復興演奏会でモーツァルトとシューベルト聴いたけど、
若手は放射能怖がってOBがかなり演奏してたので往年の響きが出てたのかもしれない。
ティーレマンが今後年を重ねて細かい部分に味が出れば楽しみです。
2楽章は当然提示部繰り返し、ティンパニー大活躍でした。
3楽章は天国的美しさ、弱音はやはりWPH、素晴らしい。
問題の4楽章。有名な弦バスがゆっくりテーマ歌うところ、ここに入る緊張感は聴衆もシーンと固唾を飲んでよかった。
バリトンのロベルト・ホルさん、音程悪くないか?
http://www.youtube.com/watch?v=7gfrsPY5Jt8
ここでは有名な合唱トゥッティの前に凄いアッチェルかけてからインテンポに戻るけど、川崎ではそれは無し。
最後の最後、ティンパニ走ってズレましたね。
まぁでも、昨年のノリントンのようなもの凄いストレスが残るような演奏でなく、良いものを聴いたなぁと言う充実感はありました。
今回は新装なったミューザ川崎でベートーヴェンの交響曲8番、9番を聴いた。
ウィーンフィルの日本でのベートーヴェンティクルスは1987のサントリーホールこけら落とし公演以来の筈。
私はこの時は1番3番を聴いた記憶がある、弦バスをPブロックに張りつけたムジークフェラインスタイル。
この時の9番どうだったか?と思ったらyoutubeにあった。
http://www.youtube.com/watch?v=S69IwyJZjZw
これはFM放送でライブで放送をアップしたものみたいです。
しかしこの時は合唱は日本のプロ合唱団連合。
今回のティーレマンは2008~2010年にムジークフェラインで収録のDVDが非常に評判が良かったので、
その再現であると前評判は高かった。
近年のベートーヴェン演奏は、70年代~80年代のカラヤン、ベーム、バーンスタインなどの、
重厚長大、大編成の豪華絢爛オケから、フランスブリュッヘン、ジンマン、ノリントン等の原点主義、
ピリオド楽器による演奏、小編成による演奏が多くなってしまった。
まるで景気に連動するかのごとく私としては聴いてて不満の残る演奏ばかり。
そこで元々カラヤンのアシスタントだったティーレマンが大編成で鳴らすベートーヴェンを復活。
ウィーンの聴衆も久々に鳴らすオケに喜んだ。
そこで今回のティーレマン。私と年は同じ。
つまり、今迄同じようにオケを聴いて来てるわけだ。
ミューザ川崎は一度も入った事ないし、2011.3.11の地震で天井落っこちて
http://goo.gl/uTSdsJ
ちょっとビビりながら17:45開演15分前到着。
チケットは開演2分前にGET、入手方法は企業秘密。
まずベートーヴェンの8番、編成は1st.Vn左、2nd.Vn右の対向配置。
1st.Vn横にVc、2nd.Vn横にVla、弦バスは左後方なんと8本。
打楽器は右(上手)後方、ホルンが正面一番後ろ。渡邉暁雄時代の都響を思い出させる配置。
コンマスは(日本公演なので?)キュッヒルさん。
冒頭からトゥッティでテーマが鳴り響く、あれ?音が固い、荒い、バランスも?
ティーレマンは鳴らすけど丁寧では無い指揮者と思ってたのでこんなもんかと。
しかしこりゃリハで合唱合わせで8番さらってないのでは?と思ってしまった。
ベートーヴェンの交響曲は偶数番号は緊張感を保って演奏するとまるで印象が変わる。
かつてムラヴィンスキー、レニングラードフィルの4番などは凄い緊張感であった。
ティーレマンのやさしく流す8番もありかなと。
このミューザ川崎はステージが異常に低い。そのためかひな壇は目一杯上げてる。
サントリーのステージと作りは似ているVnは3プルト目から段に上がってしまう。
あとこのホールの客席の通路は平らなところは無いのでは?と思うくらい坂です。
また右左と行くと1階席から3階席まで行けてしまう。
休憩はさみ9番合唱付き。合唱はウィーン学友協会合唱団、この合唱団アマチュアです。
晋友会もアマチュアですね。
女性の方が約60名男性が45名位かな。
弦バスは8名(カラヤン全盛期はBPOで10名)管は4巻編成、ホルンは5本。
あとティンパニがベートーヴェンなのでドとソだけだが3楽章用で4つある(下の音は要らない筈?)
第9が始まる、私は昨年の'XmasにN響ノリントンを聴いて以来。
8番と違いバランス良い弦も音に艶が出てきた気が。
8番からそうだけどティンパニーは固めのマレット(スティック)で気持ち早めに打込む。
良いオケはティンパニ、ホルン、オーボエに名手が居る事なんて誰かが書いてたけどその通り。
ウィーンフィルも70年代80年代の絹のような弦にトゥッティでも荒れない強靭な響きとバランスが無くなったのは、
非常に残念だけど、こうやって聴くとやはり世界のトップである事には変わりない。
そういえば前回2011年の時エッシェンバッハで震災復興演奏会でモーツァルトとシューベルト聴いたけど、
若手は放射能怖がってOBがかなり演奏してたので往年の響きが出てたのかもしれない。
ティーレマンが今後年を重ねて細かい部分に味が出れば楽しみです。
2楽章は当然提示部繰り返し、ティンパニー大活躍でした。
3楽章は天国的美しさ、弱音はやはりWPH、素晴らしい。
問題の4楽章。有名な弦バスがゆっくりテーマ歌うところ、ここに入る緊張感は聴衆もシーンと固唾を飲んでよかった。
バリトンのロベルト・ホルさん、音程悪くないか?
http://www.youtube.com/watch?v=7gfrsPY5Jt8
ここでは有名な合唱トゥッティの前に凄いアッチェルかけてからインテンポに戻るけど、川崎ではそれは無し。
最後の最後、ティンパニ走ってズレましたね。
まぁでも、昨年のノリントンのようなもの凄いストレスが残るような演奏でなく、良いものを聴いたなぁと言う充実感はありました。