☆亀吉の今日のつぶやき☆
町を流れる小さな川が光ってた
まるで早朝の寒気を啄むように
せせらぐ音がくるくると回わり
一寸の陰りもなくっきりと底が見えた
穏やかで汚れのない町は美人だった
どこを切り取っても絵になった
神社が近づくと急に体が熱くなった
得体の知れない力が亀吉を包みこんだ
境内に入り神と対峙すると声がした
お前は大丈夫だ!確かにそう聞こえた
神は亀吉に何を言おうとしたのか?
柏手を打ち目を閉じると体が軽くなった
禊がれるとはこの事を言うのだろうか、、
御神籤を開くと大吉が飛び込んで来た!
春の花が咲くように次第に次第に
栄えていく運、安心して事にあたりなさい、、
亀吉は御神籤を二度読んで握りしめた
境内のあちこちから眩しい光が注がれた。。