☆亀吉の今日のつぶやき☆

砂浜を歩いているとあちこちに流木がいた

どこから流れて来たのかみんな疲れてた

ちょっと大きめの流木にそっと触れてみると
かすかな陽の温もりが伝わってきた

お前は死んでなんかない、まだ生きてる、、

すると流木は微笑みながらこう言った

俺はまだ死んじゃいないもうすぐ死ぬけど、、

遥か彼方から波を乗り継いでやって来た

この海の波の数だけの幸せを届けにね

最後に幸せを受けとるのは亀吉だ

流木はそう言うと静かに息を引き取った

波音はさらに強くなり流木は冷たくなった

亀吉は嬉しくて悲しくて一人で泣いた。。