☆亀吉の今日のつぶやき☆
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夢の中で一面のすすき野原を見た
風の穂が陽光にキラキラと眩しかった
その真ん中を白いワンピースで歩く私
銀色に輝くすすきの中に紛れていく
歩いても歩いても永遠にすすきの海
歩いているのか、泳いでいるのか?
少しずつ息が苦しくなってもがき始めた
手足をばたつかせながら沈んでいく
意識がどんどん薄れて瞼が重くなる
穂のすき間から太陽が見え隠れする
生きろと言うのか?死ねと言うのか?
朦朧とした意識の片隅で交錯した
すすきの海に溺れていく私を誰も知らない
一人ぼっちの海の底は凍えるほど冷たい
誰もいない、何も見えない、光りが消えた、、
苦しかった息がす~と楽になった
あの時、、私は夢の中で死んだのかも知れない。