☆米澤桂子さん☆ | 菜葉菜オフィシャルブログ「菜葉菜 菜の花 シネマ館」Powered by Ameba

☆米澤桂子さん☆

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先日のティータイムのゲストは、米澤桂子さんでしたヾ(^▽^)ノ


今日の米澤さんのお話は本当に本当におもしろくて私にとって中身の濃かった45分間でした…☆
それは市川準監督と長くて深いお仕事のおつき合いがあったからこその内容だったのだと思います。


市川監督作品(CMや映画)のキャスティングやプロデューサーをされていた米澤さんならではのエピソードや秘話などもたくさん聞くことができました。
実際に一緒にお仕事をされてきた方のお話は私が市川監督作品を観て感じることなどすべてと言っていいほどの共感や、新しい目線で見ていらっしゃっているので、番組終わってからも本当に話がつきませんでした。



『buy a suitスーツを買う』はこれから映画に触れる、触れたいと思っている若い方たちに是非観て貰いたいと市川監督はおっしゃっていたそうです。
本当にそう感じます☆

番組の中でも出てきましたが『病院で死ぬということ』もそうですし市川監督の作品は淡々とした中に物凄い人間の温もりが入っているんです。
生身の人間なんです、そこに存在する人物が。
だから監督の作品に出演されている役者はみんな市川準監督の世界に自然と存在している。その場の空気に雰囲気に世界に溶け込んでいる…。
それが本当にどの作品を観ても分かる。


そして監督は風景を大事にされていたと米澤さんもおっしゃっていましたが私も『病院で死ぬということ』の実景で涙が出てきた時には自分自身驚きました。

登場人物に感情移入して涙が出るのではなく、例えば実景だけのシーンで観た時になぜが自分自身の中に存在している感情や感覚がふっと沸き上がってくるような感覚になって涙が出てくる…といった感じ。
上手く説明出来ないのだけど普段の生活では見逃していることや考えに気づかせてくれる。。




米澤さんのお話からも十分に市川監督のお人柄は分かりましたがやはり作品を観るときっとそういう風に人を引きつける魅力と温かさに溢れた人だったんだろうなと伝わってきます。

そんな素晴らしい監督さんと長年お仕事をされ、ひとつの物づくりをする上で絶対なる信頼の上に任されていた米澤さんは市川さんと同じ感覚の持ち主できっと同じ世界観を共有されていらっしゃったんだなと感じました。
そんな近くにいらした米澤さんでも、番組の中でもおっしゃっていましたが、今までの市川監督作品を今回また改めて大画面で色々観て、そこで今まで気づかなかった感じられなかったことや市川監督の凄さを再発見されたと。。
だからきっと私も今とあと何年後に観た時の感じ方や感情は変わったり違う視点で観れたりするんだろうなと楽しみになりました。






やはり映画はいい。



ずっとずっと残るものだから。



こうやって素敵な作品が世の中にたくさん残っていることを嬉しく思う。。




市川準監督作品をあまり知らなかった方も、4月11日から公開される『buy a suts スーツを買う』を機にそれまでの作品を是非観ていただきたい☆
ほんとに素敵な作品ばかりです。


個人的な話ですが『コワイ女~鋼~』でお世話になった鈴木卓爾監督が役者として市川監督作品にたくさん出演されているので今度卓爾監督にお会いした際は色々お話聞いてみたいなぁなんて思ってます♪