☆花屋亀吉の小さな旅の物語☆
~亀吉、クラブに行く!編~
亀吉、今日は大好きな亀代ちゃんと二人で夜の渋谷へヒョッコヒョコ♪
何枚ものフライヤーを貰いながら、人込みを掻き分け、ヒョッコヒョコ♪
目指すはクラブNとやらへ、、
なんでも人間界のクラブという遊び場は変わってるらしい?!
お酒呑んで踊るだけじゃないんだと!
なんとナンパとか言う目的で来ているいかがわしい奴らもいるらしい…
千代婆ちゃんが『気をつけなさいよぉ』と何度も出掛けに言っていた。
でもそんな忠告はお構いなし。
何てったって亀吉も亀代ちゃんも踊るのが大好きだから!
久しぶりにテンションが上がって甲羅をブルブル震わせる!
『うっひょ~!身体が疼くぜ』
亀吉は昔、DJもやっていたぐらい、クラブ好き。
勿論、亀の国のお話です。。
長い暗い階段を下り、分厚いドアをよっこらしょ…
開けると、ズンズンズンズンと、激しい重低音が身体を響かせる。
「ん?!ここは意外に大人が多いな、、なかなか雰囲気がいいぞ…」
などと呟いきながら、亀代ちゃんの手を引き、奥のカウンターによじ登る。
亀吉はテキ-ラを亀代ちゃんはマルガリ-タなんぞをオ-ダ-する。
「ふむ…人間とやらは不思議なステップを踏むな、、ありゃなんだ?!」
「ほんとね、あんなの私には出来ないわ…だって甲羅が邪魔になるもの、、」と亀代ちゃん。
ジィ~とフロアに目を配らせる。
亀吉は「面白いな、、亀の国では、首を上下に出し入れしながら、尻尾を振るだけの、シンプルなステップだからな…」などと半分ボヤキながら亀代ちゃんを連れてダンスフロアに下りていく。
と!
いきなりスイッチが入る二人!
首を激しく上下に出し入れしながら甲羅と甲羅を弾き合う!
見事なコンビでリズムを刻んでみせる!
知らず知らずのうちに二人はフロアの中央で人間達に囲まれた!
拍手喝采!
テキーラショットを亀吉たちにおごってくれる人間までいる。
そしてそれが更に亀吉たちを盛り上げる。
クルクル~とタ-ンをしながら、甲羅と甲羅を弾き合う!!
亀吉と亀代のダンスが炸裂する!
人間達が一斉に叫ぶ!
「ファンキ-甲羅!ファンキ-甲羅!!」
亀吉が裏返る!
亀代が尻尾で甲羅を弾いてやる!
クルクルクルクル~!
クルクルクルクル~!
激しく回転する!
これこそ甲羅のブレイクダンスだぁ!!
手拍子!手拍子!
「ファンキ-甲羅!ファンキ-甲羅!!イェ~イ!!!」
最大級に盛り上がると、亀吉と亀代は腰を振りながらゆっくりと、ヒョッコ、ヒョッコとカウンターに戻っていく。
フロアは、嵐のような拍手!
拍手!
拍手!
「なんだ、なかなか人間のクラブもいけるな、、いい気分だぁ☆」
「ほんと、素敵ね、、いい人間ばかり、楽しいわ…☆」
二人はほろ酔い気分で、このあとも何度か踊り、盛り上がり、あっと言う間に時間が過ぎていった…。
亀吉は首筋まで真っ赤…
亀代ちゃんもほんのりと頬を朱色に染めている…
また長い、長い階段を今度は昇り、二人は、喧騒の街路に出ていった…。
なかなかタクシーが拾えず、二人はほろ酔いながらも必死に短い手を伸ばし左右に振り、タクシーを止めようと頑張っている…
やっと気づいてくれたタクシーにようやく乗り込んだ二人は、一路、我が家へと向かう…
酒臭いだろうなと亀吉が少し窓をあける。
亀代ちゃんがそっと頬を亀吉の肩にもたれかけた…
亀吉、どきんっ!
甘酸っぱい香が二人を包む…☆
亀吉、亀代の青い春でした…☆
そしてまた、亀吉の旅はまだまだ続くのだった。。
亀吉、今日は大好きな亀代ちゃんと二人で夜の渋谷へヒョッコヒョコ♪
何枚ものフライヤーを貰いながら、人込みを掻き分け、ヒョッコヒョコ♪
目指すはクラブNとやらへ、、
なんでも人間界のクラブという遊び場は変わってるらしい?!
お酒呑んで踊るだけじゃないんだと!
なんとナンパとか言う目的で来ているいかがわしい奴らもいるらしい…
千代婆ちゃんが『気をつけなさいよぉ』と何度も出掛けに言っていた。
でもそんな忠告はお構いなし。
何てったって亀吉も亀代ちゃんも踊るのが大好きだから!
久しぶりにテンションが上がって甲羅をブルブル震わせる!
『うっひょ~!身体が疼くぜ』
亀吉は昔、DJもやっていたぐらい、クラブ好き。
勿論、亀の国のお話です。。
長い暗い階段を下り、分厚いドアをよっこらしょ…
開けると、ズンズンズンズンと、激しい重低音が身体を響かせる。
「ん?!ここは意外に大人が多いな、、なかなか雰囲気がいいぞ…」
などと呟いきながら、亀代ちゃんの手を引き、奥のカウンターによじ登る。
亀吉はテキ-ラを亀代ちゃんはマルガリ-タなんぞをオ-ダ-する。
「ふむ…人間とやらは不思議なステップを踏むな、、ありゃなんだ?!」
「ほんとね、あんなの私には出来ないわ…だって甲羅が邪魔になるもの、、」と亀代ちゃん。
ジィ~とフロアに目を配らせる。
亀吉は「面白いな、、亀の国では、首を上下に出し入れしながら、尻尾を振るだけの、シンプルなステップだからな…」などと半分ボヤキながら亀代ちゃんを連れてダンスフロアに下りていく。
と!
いきなりスイッチが入る二人!
首を激しく上下に出し入れしながら甲羅と甲羅を弾き合う!
見事なコンビでリズムを刻んでみせる!
知らず知らずのうちに二人はフロアの中央で人間達に囲まれた!
拍手喝采!
テキーラショットを亀吉たちにおごってくれる人間までいる。
そしてそれが更に亀吉たちを盛り上げる。
クルクル~とタ-ンをしながら、甲羅と甲羅を弾き合う!!
亀吉と亀代のダンスが炸裂する!
人間達が一斉に叫ぶ!
「ファンキ-甲羅!ファンキ-甲羅!!」
亀吉が裏返る!
亀代が尻尾で甲羅を弾いてやる!
クルクルクルクル~!
クルクルクルクル~!
激しく回転する!
これこそ甲羅のブレイクダンスだぁ!!
手拍子!手拍子!
「ファンキ-甲羅!ファンキ-甲羅!!イェ~イ!!!」
最大級に盛り上がると、亀吉と亀代は腰を振りながらゆっくりと、ヒョッコ、ヒョッコとカウンターに戻っていく。
フロアは、嵐のような拍手!
拍手!
拍手!
「なんだ、なかなか人間のクラブもいけるな、、いい気分だぁ☆」
「ほんと、素敵ね、、いい人間ばかり、楽しいわ…☆」
二人はほろ酔い気分で、このあとも何度か踊り、盛り上がり、あっと言う間に時間が過ぎていった…。
亀吉は首筋まで真っ赤…
亀代ちゃんもほんのりと頬を朱色に染めている…
また長い、長い階段を今度は昇り、二人は、喧騒の街路に出ていった…。
なかなかタクシーが拾えず、二人はほろ酔いながらも必死に短い手を伸ばし左右に振り、タクシーを止めようと頑張っている…
やっと気づいてくれたタクシーにようやく乗り込んだ二人は、一路、我が家へと向かう…
酒臭いだろうなと亀吉が少し窓をあける。
亀代ちゃんがそっと頬を亀吉の肩にもたれかけた…
亀吉、どきんっ!
甘酸っぱい香が二人を包む…☆
亀吉、亀代の青い春でした…☆
そしてまた、亀吉の旅はまだまだ続くのだった。。