「―――!!!」
「――!――――!!」

また喧嘩している。
どうせぼくが邪魔だから押し付けあってるんでしょ?
あぁ、うるさいな………


ずっと前からそうだ。ぼくの両親はけんかばかりしている。
邪魔、いらない子、お前は私の子じゃない、それがお母さんの口癖だった。
お父さんは全然帰ってこない。帰ってもお酒飲んで喧嘩して寝てまたいなくなった……。


ついに、お父さんが帰らなくなった。
お母さんも外に遊びに行くようになった。
僕は独りで待っているばかり…


いつから何も口にしてないだろうか。
いつからここに座っているのだろうか。
――いつから、いつからパパとママは喧嘩をするようになったのだろうか。
僕が悪いの?わがままばかりいうから?ごめんなさい。いっぱい謝るから…

謝るから「もう一回幸せを…」


「それなら、俺がその幸せをつくろう。だから、この手をとって?」

目の前に急に差し伸べられた手は何となく白く見えた。
顔をあげてみると男の人が胡散臭い笑みを浮かべながら僕に手を差し伸べていた。

「君が言う幸せ。同じものは作れないかもしれない。だけどもう一度あの暖かさに触れたいのなら俺がそのチャンスを与えてあげる。」
「だから、この手をとって?君を助けてあげよう。」

僕はその手に必死にしがみついた。
内心お父さんとお母さんが元には戻らないと分かっていたかもしれない。
だから、少しでも同じような幸せを必死に掴みたかったんだ。

「よし、掴んだな。ならば必ずしも幸せを約束しよう。君の名は?」
「―…――」
「とても…優しくて暖かい名前だな…」

そのあと男に抱えられて久しぶりの暖かさを逃がさないように眠った――

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今回は琉痍の過去でした!
過去って言っても記憶を消されてるから思い出すことはないだろうけど…
琉痍は今幸せかを決めるのは読んだあなた次第です。

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「隠れなさい!」
かあさまに言われた通りに2階のへやにかくれた。
とうさまのお顔がこわかった。

言われた通りにかくれてからすこしたった。
聞き耳をたてていたら聞こえていたのはかあさまのひめいと、とうさまの怒ったときの声だった。

また、静かになった。
誰かが近づいてくるあしおとがした。
怖い、たすけてかあさま、とうさま。

ギィィ…
ドアをあける音がした。
「お前はここの子供か?」

こわいこわいこわい…!
とうさま…!かあさま…!

「安心しろ、俺はお前を保護しにきたんだ」

優しい声ではなしかけられて思わず顔をあげたら、白衣をきた髪の色素がうすい男がうさんくさい笑みを浮かべていた。
微かに白衣には紅いもようがあった。

「とうさまは…?かあさまは…?」
しつもんをすると男の人が顔をしかめた。
うさんくさい笑みがなくなり、かなしそうな顔をした。

「すまない…。まさかこんなとこで失敗作が暴れだすなんて…!」
小さな声で男の人がいっていた。

ふと、男の人が決意したような顔で僕をみた。
「もうすぐで此処に火が放たれる。失敗作は残しておけない。お前は責任をもって俺が連れてく。お前の名前は?」
「――」
「そうか…。いい名前だな。」

そういうと男の人が僕を抱えて外に出た。
出る途中に紅い水たまりがあった。

出てからの記憶はわからないままだ。


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研究所の子供達は研究所入る前の記憶は消されてます。
ルームに思い出の残さない為と悲しい記憶を忘れさせるために。

特殊能力

黒:千里眼(超簡単に例えると黒バスの高尾のホークアイに似ている)

琉痍:音波使い(音波を操り、物を破壊したり携帯が無くても相手に伝言を伝えられる)

白坐:心霊医術(メスを使わずに治したり、内臓をピーする)

燐無:サイコメトリー(物や人、植物の記憶を読み取る)

彩:雷使い(雷雲を操ったり、電気を発生させる)

唯澄:水使い(水を操り、天候を操る)

氷澄:氷使い(冷気を発生させ何でも凍らせる)

夢幻:電波使い(電波を発生させ、コンピュータの情報を貰ったり操ったりできる。カゲロウのエネみたいな感じ)

メリシア:リモートインフルエンス(人を遠隔操作したり、その人の体験を自身が体験できる。)

喪乃:サイコキネシス(念を操り自身を動かして飛んだり、物を破壊できる)



こんな感じになりました!