8月13日=怪談の日、稲川さんの「怪談ナイト@メルパルクTOKYO」(#14)行ってきました。
私が「メルパルクTOKYO」へ着いた時には雨は上がっていましたが、「ゲリラ豪雨」の影響もあってか「怪場時間」より早くホール内へ入場。
今年は、8月、9月で3公演。
いつもの「タペストリー型看板」
12日(日)の「怪談ナイト@日本特殊陶業市民会館ビレッジホール(名古屋)」(#13)から、徹夜で撤収&移動してきた「怪談ナイト号」&「怪談ナイト号ミニ」。
前回参加の「大田区民プラザ」の翌日には北海道で4公演を行い、京都、愛知と回って今回のメルパルクTOKYO公演。スタッフの皆さんは撤収→移動→設営の繰り返しで、いったい何時「休み」を取っているのか?
今年も日本中を走り回っている怪談ナイト号。毎年、微妙に「お色直し」をしていますが、Ver.2018はカラーです。
怪談ナイト号 Ver.2018
怪談ナイト号&怪談ナイト号ミニ
怪談ナイト号 Ver.2017
怪談ナイト号 Ver.2015
さて、今回の内容は…。
稲川さんが監督で制作された「稲川淳二 心霊」に収録されている「首なし地蔵」に「赤ん坊」として出演していたAくんが、地元の石垣島で体験した話を披露。
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① 首なし地蔵~ガードレールが無い理由(仮)
赤ん坊の頃、首なし地蔵に出演したAくんが地元の石垣島で体験した話。Aくんと友人のBくんが自転車で坂道を勢いよく下りてくると、前方の道が左にカーブしていて道が続いていない事にAくんは気付いたものの、Bくんは気付かずにまっすぐ海へダイブしてしまう。しかし、「ガードレール」が設置されていなかった事と、海面までの高さもそれほどなく、海も浅かったのでBくんは無傷。Bくんが、Aくんの手を借りて這い上がろうとすると、誰かが脚にしがみついていて上がれない…。Bくんは、その何者かを振り払って這い上がったものの、同じような事故で海に落ちた人かもしれないと思ったが、その時にはもう姿が見えない…。事の次第を警察に話したところ、警官が二人に話した話は…。
② 極道霊(仮)
岩手から芸能人になりたくて池袋へ出てきてキャバレーで働くことになった「ヤタベくん」。店から徒歩15~16分のオーナーの持ち家で暮らす事に…。寝ていると物音で目が覚める。息苦しさも感じる…。と、外で声ががして、玄関に人影が…。出てみると、若い男が「兄貴、おる?」。その男の言う「兄貴」に心当たりがなかったヤタベくん、そんな人物はいないと言って引き取ってもらったが、その男の手には「小指」が無く、どうやら「極道」のようだ…。
極道らしいその男、4日後にまたやって来て、「兄貴、おる?」…。いないと言って帰ってもらったものの、気になって店のお客のEさんにオーナーの家の事を聞いてみたところ…。
③ 娘の声(仮)
稲川さんの茨城の工房の近くの小さな食堂に集う「タツミさん」が、廃校になった分教場の有効利用を考えて現地を訪れた時の体験。
分教場の下見を終えて帰ろうとしたところ雨が降ってきてしまい、雨が上がるまで用務員室で休むことに…。つい、うとうとと居眠りをしていると、どこからか歌声が…。その声に誘われて用務員室を出ると、教室に灯りが灯っていて女の子が席に座っている。その席は、タツミさんの娘の「アキコちゃん」の席…。小学生の時に亡くなった娘のアキコちゃんに励まされたタツミさん。気が付くと、そこは病院…。アキコちゃんとの対面を夢だと思ったタツミさんだったが…。
④ 踏切事故の怪(その1)(仮)
東京と隣接する県を結ぶ私鉄のN駅。そのN駅と、隣の駅までの間にある踏切は「開かずの踏切」として知られていたが、事故が多い事から、いつしか「魔の踏切」と呼ばれる事に…。
⑤ 踏切事故の怪(その2)(仮)
A子さんが暮らすことになった木造モルタル二階建ての二棟のアパート。女子大の近くにあり、住人も女性ばかりのため「目隠し」にプラスチックの波板で塀を作ってみたものの、A子さんは「覗き」の被害に遭っていた。
A子さんは覗く男に報復するために覗き穴に「細工」をするが、予想外な結果となり、男は踏切で「事故死」する結果に…。罪の意識を感じるためか、A子さんはその男の存在を身近に感じ「死なない限り、逃げられない…。」という男の声に怯える毎日。耐えきれなくなったA子さんは、覗き穴に細工を施して以降の事を友人たちに話しますが…。
「踏切」にまつわる怖い話は多いですね。私は踏切で怖い思いをしたことはありませんが、近所の私鉄の踏切で、こんな体験をしたことがあります。
当時、飼っていたシベリアンハスキー(スパン)があまりにも大きくて通行人を怖がらせてしまうため、人通りが少ない深夜と早朝に散歩をさせていました。
毎日同じコースではなく、日によってコースを変えていました。その日は踏切を渡って商店街を抜けてくるコースを選び、午前1時半頃に踏切に差し掛かりました。既に終電の時間も過ぎているので踏切に隣接する駅もすべての明かりが消えていて、しーんと静まりかえった駅のホームの向こうに見えるトンネルが真っ黒い口を開けているのが気持ち悪かった。十分過ぎる不気味な雰囲気の中、長居はしたくないと思いながら踏切の中央まで来ると、「カーン、カーン、カーン…」と踏切の警報が鳴りだし、近所の家の壁に赤いライトの点滅が反射して赤く見えた。「こんな時間に電車が来るのか?」と思いましたが、保線用の車両や回送電車の移動なども考えられるので、慌てて踏切の敷地から飛び出した。何が来るのかを見ようと思い踏切の方へ振り返っても、一向に遮断機が下りてこない。
それどころか、「カーン、カーン、カーン…」という音も、赤く点滅するライトの明かりもなくなって、踏切周辺はしーんと静まりかえっている事に気が付いた。
踏切警報機の音と明かりで踏切から飛び出したにも関わらず、踏切から出た途端に音と明かりが消えてなくなっていた。狐につままれた思いで、しばらくその場に立ち尽くしていたけれど、結局、電車は来なかった…。あの音と赤いライトの点滅は一体何だったのか…?
昔から利用者の多く、人身事故も度々起こる踏切なので、不思議な事があってもおかしくない場所な。「まぁ、こういう事もあるよな。」とスパンに声をかけてその踏切を後にした…。
スパンと散歩に出かけるのは夜中が多かったので、川沿いの道で「防空頭巾をかぶった真っ黒い人影」を見たりもしましたが、それはまた別の機会に…。
○心霊写真コーナー
今回も「水辺の顔出し君(サダオ)」を含む「7点」でした。
*前回の投稿時、「団子兄妹」を数え忘れて「6点」と書きましたが、11日の時点で間違いに気付いて訂正しました。
A 寝転ぶ子供
B 陽気な3人
C 弁当250円
D 水辺の顔出し君(サダオ)
E 風船のオブジェ(2017年初出)
F 団子兄妹
G 赤いジャンパー
例年では「水辺の顔出し君(サダオ)」と、「カーブミラーさん」の写真が稲川さんの「観客イジリ」のネタになっています。今年は「カーブミラーさん」が紹介されず寂しかったのですが、もしかしたら、「赤いジャンパー」が新しい観客イジリのネタになるような展開でした。
★ ツアーグッズ(その2)
毎年欠かさず購入しているツアースケジュールが印刷された「クリアファイル(A4サイズ2枚セット、¥500_)」と、今年の新作グッズの「タペストリー(¥1,500_)」、「アイマスク(¥1,000_)」、「新柄缶バッチ2種(1セット3個入り、各¥500_)」。
タペストリーの「帰れっ!お前は!!」は、稲川さんの昔からのネタですが、「怪談グランプリ」を経て新人怪談師が増えてきて、このネタを真似る人が出てきたんですよねぇ。稲川さんが本家だという事を知らしめるために、あえてグッズ化したのかもしれませんねぇ。
次回参加は9月9日(日)の「怪談ナイト@藤沢市民会館大ホール」です。また、「ガードレールが無い理由(仮)」のようなスペシャルな話が聴けると嬉しいのですが。
そして、待ちに待った「真冬のライブハウスツアー」の告知がありました。
12月9日(日) 名古屋 ReNY Limited
12月11日(火)・12日(水)・13日(木) 大阪 ルイード
12月15日(土) 仙台市シルバーセンター 交流ホール
12月23日(月) 柏 PALOOZA
12月24日(月・祝) 横浜・関内ホール 小ホール
12月28日(金)・29日(土) 羽田 TIAT SKY HALL
追々、オフィシャルサイトにもツアースケジュールが掲載されると思いますが、今年は「真冬のライブハウスツアー」の他に「番外編」もあるようです。
11月17日(土) 遠別町生涯学習センター マナビィ21
また、今年は竹書房主催で「稲川淳二の怪談冬フェス~幽宴~」というイベントもあります。第2部もあり、出演者は北野誠さん、西浦和也さん、事故物件住みます芸人=松原タニシさん、心霊カナリヤ部隊=岡山祐児さん、鎌倉泰川監督という「北野誠のお前らいくな。」のメンバーの方々。
このイベント、チケット取れなかったんですよぉー。残念…。
事前の抽選で外れて、チケット発売日の7/1 午前10:00にサイト(チケットぴあ)にアクセスして、ようやくつながった午前10:03には、すでに「完売」…。
このメンバーで「TIAT SKY HALL」は狭すぎる!「平山夢明さん」にも登場してもらって、「東京ドーム」で開催しても十分に席は埋まると思うぞっ!
さらに、久しぶりに、「ポニーキャニオン」から新作CDが発売されるようです。
2018年10月3日発売予定
「決定版!!稲川淳二の怖~い話ベスト」
● HMV & BOOKS online「決定版!!稲川淳二の怖~い話ベスト」商品ページ
ただ、ポニーキャニオンの「怖~い話ベスト」は使用できる「音源」が限られているため、過去に発売されたCDの「ジャケット替え」の再販売になる場合があります。
今回のCDも収録内容を確認すると「ジャケット替え」の様なので、購入の際はご注意ください。
ホントにこわ~い話 ベスト
1,900円
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さらに、さらに嬉しい事に、昨年「NHK BSプレミアム」で放送された「怪談人」が再放送されます。
8月15日(水) 午前0時45分~
NHKドキュメンタリー 真夏の夜の異界への旅「怪談人」
稲川さんが茨城の工房で怪談話を練り上げる時の作業風景や、「リング」の「鈴木光司さん」、「呪怨」の「清水崇監督」の3人の「恐怖」に対する考え方などが聴けて面白い番組です。
その中で紹介される3人の創作短編怪談で、清水監督の「失礼しました…」という作品があるのですが、ロケに使われたマンションが「こどもつかい」で主人公の二人が暮らしていたマンションだったりします。先日、NHKで放送された土曜ドラマ「バカボンのパパよりバカなパパ」にも登場しています。
上井草マンションスタジオ
テレビ番組つながりで、フジテレビ「ほんとにあった怖い話 夏の特別編 2018」の情報です。
8月18日(土) 午後9時00分~
土曜プレミアム・ほんとにあった怖い話 夏の特別編 2018
見えない澱
毟り取られた居場所
ナニワ心霊道
迷い道に憑く女
姿見
果てからの念波
の、6話です。「ロケ地探し」が楽しみです。
● フジテレビ「ほんとにあった怖い話 夏の特別編 2018」番組ページ
なお、ただ今「ほんとにあった怖い話 夏の特別編 2016」ロケ地マップ制作中です。
「バカリズムさん」が「呪いの絵馬」を納めた「神社」は見つけましたが、神社までの道のりと、「もう一人のエレベーター」に登場した病院(外観)、「押し入れが怖い」のアパートを特定中です。(かなり難航)
ほん怖ロケ地マップ2016(2018/8/14)
という事で、また次回。