衆院選、前日である。2026年2月8日が日本が軍事国家に向かうターニングポイントにならなければ良いと思っている。
珍品ではあるけれどよく出来た平和憲法を何故変える必要があるのかさっぱりわからない。現在の女性党首は国営放送の日曜討論会までサボタージュして政策における本質的議論や政治における倫理性の議論から逃げている。
推し活だかなんだかしらないが国家という共同体の運命を決める為政者を芸能だとかスポーツのファン心理のようなミーハー感覚で選んでもらっちゃ困るのさ。だって将来国民が兵隊として他国の戦士と戦わなきゃいけなくなるようなことに繋がるんだぜ、政治に対して愚かで幼稚な関わり方をするってことは。
こんなにアンフェアで曖昧な粗末で性急な選挙は今までなかった。平和だったから無関心でいられたような投票率の低い牧歌的で成り行き任せでなんとかなった日本の選挙、そして政治、そしてそれらをめぐる報道。もう、そういう時代じゃなくなったのさ。
社会問題を利用しようととしている山師みたいな政治家がウヨウヨしている。移民を悪者に仕立てて幻想としての美しの国の住民になろうとしている奴ら、相互扶助制度の意味を踏み躙ってでも世代間憎悪を煽って労働報酬の多寡のみしか論点にしない若者、大企業による富の占有の問題、原発や太陽光発電などのエネルギー問題、そして軍事、外交。
国家、社会の構造がある。さらに世界情勢がある。自民、維新が過半数を取れば憲法改正がなされ、中国と仲の悪いまま、アメリカに代理戦争をさせられるというビジョンがある。まったくの絵空事ではないと思う。
幼稚だがいまの日本人が動員されるにはもってこいの愚劣な(それゆえに求心力のある)ヒロイズム(ヒロインニズム?)だと思わないか?。もう今の日本人に奥ゆかしく慎重で落ち着いた知性や民主主義への希求は期待できないので、その場しのぎの衝動に任せた快感の伴うカタルシスに大衆は結束させられてしまうのではないか。それも今度は第二次世界大戦の時の特攻ではなくアメリカ様によるまるで資本主義の尖兵としての特攻になる。
大日本帝国の為ですらなく故郷や父母の為ですらなく世界自由市場社会の飼い犬としての死、ビジネス社会の生け贄として、新自由主義の豚としての終末。自覚のないヒロイズムとファシズムとそのときめきとともに玉砕。
そのようにならぬ事をただ、祈る。