私のような年齢になると、残り少ない人生を、いかにして長く生きようかと考える。
一つは睡眠時間を削る方法。毎日8時間寝ていると人生の3分の1を眠って過ごすことになる。これでは1日があっという間に終わってしまう。そこで睡眠時間をどこまで短くできるか。
睡眠にはノンレム睡眠とレム睡眠がある。目が覚めているかのように眼球が急速に運動している(rapid eye movement)状態の睡眠を頭文字を取ってREM睡眠という。
ノンレム睡眠は脳の休息。同時に成長ホルモンが下垂体前葉(脳の下の方)から合成・分泌される。これには成長促進作用,若返り,脂肪分解,免疫促進、癌に対する修復などの作用があるので大切である。
レム睡眠は身体の休息。ときは手足はだらっとしており,顎の筋肉はゆるんで身体が休息している。しかし同時に夢を見ているために脳波は活発になり、血圧,心拍数,呼吸数は不規則に変動している。
この睡眠周期(ノンレム睡眠とレム睡眠)は約90分で1夜で3~5回あり,睡眠の70%は脳の休息と若返りであるノンレム睡眠であるが、朝に近づくほどレム睡眠の時間は長くなる。
身体や心がよっぽど疲れていたらレム睡眠をすればよいが、単に脳を休ませたいだけなら一日3時間の睡眠で十分である。
さらに名案!!イルカや鯨は左右の脳を交互に眠らせながら泳ぐという.なぐちゃんは数年前にイルカと共に過ごしてこの特技を会得した。イルカの友達からは「なぐのイルカ」と呼ばれている。よって働こうと思えば一睡もしないで左右の脳を交互に眠らせながら一日中働けるのである。