私はいますばらしいエッセイを書いた。それは昨日逢ったすばらしい女性についてであり、普段ならば口に出せないことであるが、本日の酒の酔いもあり、何よりも昨日の女性のあまりの魅力に、ついつい筆を滑らせてならぬ、キーボードを滑らせて思いの丈を書いてしまった。そこには一個人としての感情を超え、日本史に残る恋愛文学としての最高峰のものを書きつづった。私のコラムの読者にとってそれは嫉妬を超えて、感動の涙に頬をぬらすことは必定であった。あった。あった。なぜ過去形であるかというと、・・・・記載後、決定を押したにも関わらず、ページが表示されませんという表示が何度も表示され、しびれを切らした私がパソコンを強制終了した。その後再起動したものの、先ほど書いた名文は消えていたからである。平成の歴史に残る感動の名文が・・・消えてしまった。