チョンガーとは独身男性を差す韓国語である。昔から「男やもめに蛆がわく」というが、男の独り者はどうもだらしないものである。ところがそれだけでなく独り者は早死にするという科学的データがある。コーエンという科学者が調べた寿命短縮日数という論文によると、1日1箱の喫煙は2300日、35%以上の肥満は2200日寿命が短くなる。約6年である。今50歳で煙草吸っている肥満者はすでに62歳ということである。酒は意外に害が無く200日程度の短縮である(今梅酒を飲みながらブログを書いている)。酒は飲み過ぎなければ百薬の長ということであろう。しかしもっと危険なことがある。それは男の独身である。コーエンによれば3000日寿命が縮むという。約8年である。ということは今50歳で煙草吸っている肥満者の独身ははすでに70歳ということである!
それなら独身女性はどれだけ寿命が縮むのかというとわずか1600日、4年である。なぜであろう。ここからはいつも通りのなぐちゃんの学説であるが、動物は生殖能力が過ぎると生きている必要が無くなる。昆虫なら卵を産んで一生を終える。哺乳類でも群れに残れずに生殖に関われない雄は早死にするのである。それに対して雌は年老いても群れに残ることができる。それは子育てをするためである。人間社会を見ていても雌はグループ活動をして社交的だが、定年後の男はサークルに溶け込むこともできずに孤独である。群れから追いやられた雄を連想させる。これは短命であろう。
さらに最近の我が国の研究では、老人の場合、伴侶に先立たれた男性はそうでない男性よりも2倍早死にであるが、逆に伴侶に先立たれた女性は2倍長生きだそうな。男が女に寄りかかって生きていること証明する研究結果である。