無事本番を迎えられた…
喉の調子もなんとか。
異常に緊張して、長い間心拍数高かった。
娘は一見メンタル弱そうなくせに、つよつよメンタルであった。
少しヤバげになっても崩れずに持ち直す。
とはいえ、やはり最後は練習量か。
イヤイヤしつつ娘なりにちゃんと毎日練習していた。
気まぐれにしか練習しないわたくしは、弾きたい曲を弾くというテーマのややゆるい部にでた。
ママと連弾する4歳の子が舞台にでるのを拒否するのを袖でみて、一人で舞台に上がって歩いて中央でおじぎして戻ってピアノの椅子に座るって大変なことだと改めて思った。
おばさんだからそれはできるものの、舞台の魔物が、本当にその音でいいの?みたいなことをささやいて邪魔するせいでいつも崩れてしまう。
緊張に勝ったかも!と思う瞬間もあったのに。
照れ笑いするという最悪のアレであった。恥。
おばさんの歌心は見せられた。
それが終わって数曲あって、今度は歌である。
緊張は最初はマシだったものの、どんどん増す。痺れる手足。吸いにくい息。倒れそう。
客席で息子の口を娘がふさいでバトルしてるのが見える。
歌は3年くらい練習してる思い入れある曲だから歌詞を忘れることはなかった。
倒れないか不安と子らの様子が気になり歌詞がどうのどころではなかった。
伴奏はなんとかあわせてくれたし、最後まで歌えたのでよかったことにするしかない。
もう一度生きなさい、という歌詞どおり、母でもアルバイターでもない「わたくし」を生きはじめることは、できたといえばできた。
が、子の態度を気にしたり子に風邪もらったり、自分以外の要素にはばまれるのはやむないっぽい。
それもわたくし。残念ながら。
そういえばビデオでみたわたくしの顔面がやばかった。バーチャン☆
実親と姉もきてくれて、とくに父はわたくしの歌を聞くのが初めてとかいっていた。
結婚式で聞いたはずだけど。
初めてなことは喜ぶべきことではなく、単に関わってこなかっただけだろと思った。
老人なせいか、他の子の演奏中にも声をだしており、いたたまれなかった。注意した。
実母はいつもの感じ。用もないのに翌日電話してきて、うるせい、と思った。
想像のなかではもっと上手いはずなのに…現実をみせられた本番。
もう一度めの人生がはじまった。