
愛知県が、風しんの予防接種に助成することにする方針であることを大村秀章
知事が5月16日(木)に発表しました。
全国的に風しんの流行が拡大しており、愛知県でも今年だけで既に128件が
発生。特に妊娠初期の女性が感染した場合、胎児が「先天性風しん症候群」に
なり、難聴、心疾患、白内障等の障害が発生する恐れがあります。今年に入り
全国で5件の報告があり、うち2件が愛知県だということです。
そこで、愛知県と市町村で風しんワクチンの予防接種の費用約1万円のうち2
分の1を助成。対象は、妊娠を予定又は希望する女性及びその夫です。これに
要する総額1億2600万円の経費について、5月23日開会の臨時愛知県議
会に補正予算議案を提出するということです。都道府県では全国で5番目、中
部地域では初めてとなります。助成の窓口は市町村。県内全市町村がこの助成
制度を積極的にすみやかに活用することが望まれます。(2013年5月16日)