思い出の国内放送ベリ(10)山の国から伊勢湾へ
東日本大震災から5年目の今日、その記事も書いたのですが、予定通り「国内放送ベリ」のカテにしました。震災に関連した記事は7月下旬にアップします。
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今回は中部地方の4回目です。
学校地理では三重県は近畿地方に入っていますが、日常生活では「東海三県」などと言って、中部地方の一部である東海地方に加えることもあるため、ここではそのようにしました。
放送局の区分を考える上でもその方が好都合ですし。
この地域の民間放送の設立過程はやや特殊です。簡単にまとめます。
☆中部日本放送
全国初の民間放送局として名古屋に設立(1950年)
☆東海ラジオ
前身は岐阜にあった「ぎふみんかんほうそう(後にラジオ東海)」(1954年設立)
近畿東海放送(津)と合併→東海テレビ放送(1958年)→東海ラジオ放送岐阜放送局に(1959年)
名古屋に親局をつくり、東海ラジオ放送岐阜放送局閉鎖(1960年)→現在の態勢へ
☆ラジオ岐阜
東海ラジオ岐阜放送局閉鎖に伴い新局設立(1962年)→後に局名変更
というところですが、以下、県ごとに追います。
【愛知県】
私の現在の「地元」ですが、新潟からみれば山を越えた遠方の土地でした。
<NHK>
名古屋第一放送はよく聞こえました。ただ、送られてきたのは統一カードです。
<中部日本放送(CBC)>
前述のように、日本で最初の民間ラジオ放送局として1951年に放送を開始しました。そのプライドのせいか、全国どこででも聞くことができると思い、タカをくくっていたせいか(笑)、受信証は発行していませんでした。今は発行しているようですが・・・
<東海ラジオ>
前身は岐阜にあったラジオ東海です。1960年に正式に「東海ラジオ」として名古屋本局から送信しました。この受診証は開局5周年記念のものです。
通常はこのようなカードが送られてきました。
東海ラジオには豊橋放送局もあったのですが、私が聴いたことはなかったようです。
【岐阜県】
♪ 岐阜は木の国、山の国~
NHKも民間放送も聴きました。
<NHK>
手許にあるのは、ナント、高山放送局からの統一カードです。どのような機会に聴いたのかよくわかりません。
<ラジオ岐阜(GBS)>
前述の通り、1962年に放送を開始した全国45番目の民間放送です。図案は鵜飼。納得です。
<東海ラジオ>
前述、ラジオ東海から派生した恵那放送局はそのまま東海ラジオ恵那放送局に受け継がれました。コールサインの「JOOL」は今は存在しません。
【三重県】
三重県には独自の民間ラジオ放送はありません。
<NHK>
津などに放送局があるのですが、私は聴いたことがありません。
<東海ラジオ>
東海ラジオ名古屋局は出力が大きく広範囲で受診可能なのですが、三重県には伊賀(上野)と尾鷲に中継局があります。北勢(四日市、桑名など)にはありません。名古屋の電波を直接受けるのでしょう。
三重県の「関西部」と言える伊賀市は名古屋からより大阪からの方がアクセス良好です。言葉も京都弁にやや近い"関西弁"です。
尾鷲市は林業、漁業、降雨!で有名ですが、私としてはタテハチョウ科の「イシガケチョウ」で有名な大台ケ原への入口の都市です。東海ラジオ尾鷲放送局を聴きました。
このシリーズ、半分を終えました。それにしても中部地方(三重県含む)で4回。昔も今も私にとっては「地元」ですからね。
次回と次々回は近畿地方です。
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