下の子(3才)の現在のブームは

 

ディズニープリンセスです

 

保育園でディズニープリンセスのパズルや

 

ぬり絵を毎日のようにやっています

 

一番好きなのはシンデレラのようですが

 

プリンセスはやっぱり女の子の憧れなんですね

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親への報恩と源信僧都
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仏教では、親の恩に報いる最高の道は

親にも、仏教で教えられる「無上の幸せ」を伝えきることだと言われます。

 

それを実地になされた方として、源信僧都という方があります

源信僧都は平安中期に活躍した僧侶で『往生要集』という有名な書物を書き、

紫式部の源氏物語に登場する「横川の僧都」のモデルにもなった人物です

 

源信僧都は、幼名を千菊丸と言いました

早くに父と死に別れ、母の手一つで育てられたのです

 

 千菊丸が、まだ幼い日のこと。川原で遊んでいると、一人の僧侶が、

川の水で弁当箱を洗っていたので、
「お坊さん、その水は汚いよ。あっちに、もっときれいな川があるんだよ」
と親切に教えました。前日からの大雨で、水が濁っていたのです。

 

 すると僧侶は、
「仏教ではな、『浄穢不二』といって、この世にきれいなものも、

穢いものもないと教えられているんだよ」と、言いました。

 

 すると千菊丸、
「『浄穢不二』ならば、なぜ、洗うの?」と問い返しました

素朴で、しかも鋭い反撃に、僧侶は、ぐっと詰まってしまったのです

 

こんな子供に言い負かされたままでは引き下がれない。一策を思いつき、千菊丸に尋ねた。
「十まで数えられるかい」
「そんなの簡単だよ」
「じゃ、やってごらん」
「いいよ、一つ、二つ、三つ、四つ、五つ……、九つ、十」
 僧侶は、ニンマリして、
「おや、今、おかしな数え方をしたね。一つ、二つと、

どれにも『つ』を付けるのに、なぜ十だけは『とお』と言って、

『つ』を付けないのかな」と、聞き返しました。

 

 すると千菊丸、
「それは、五の時に、『いつつ』と言って、『つ』を二つ使ってしまったから、

十の時には足りなくなったんだよ」と答えるのです。僧侶は驚きました。
「こんな優秀な子を、出家させたら、必ずや偉大な僧侶になるだろう」
と思って、早速、母親に会いに行くと

 

「お子さんは、実に賢い。比叡山へ入れて、学問をさせたらどうでしょうか」
と勧めたのです。
 子供を手離したくないのは、どの親も同じである。しかし、千菊丸の母は、
「仏法を学ばせたほうが、この子のためにも、亡き夫のためにもなるだろう」
と考え、承諾したのです。

 

 母は、千菊丸に、
「立派な僧侶になるまでは、二度と帰ってきてはなりませんよ」と言って聞かせました。

 千菊丸は、名を「源信」と改め
 母との誓いを守って、一心不乱に勉学に励んだので、

次第に「比叡山に源信あり」と、声望が上がり、宮中でも評判になっていくのでした。

(つづく)

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