もうしばらくすると父の日ですね。

 

毎年、父の日は贈るものに迷って

 

しまいます。迷った挙句、いつも

 

食べ物になっちゃうんですよね~

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親の恩に報いる道
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ブッダは親の恩というのは、大変深く大きいのだと

教えられ、数え切れない親の恩を10にまとめ

られ親の大恩十種として教えられています。

 

懐胎守護の恩(かいたいしゅご)

臨生受苦の恩(りんしょうじゅく)

生子忘憂の恩(しょうじぼうゆう)

乳哺養育の恩(にゅうほよういく)

廻乾就湿の恩(えかんしゅうしつ)

洗潅不浄の恩(せんかんふじょう)

嚥苦吐甘の恩(えんくとかん)

為造悪業の恩(いぞうあくごう)

遠行憶念の恩(おんぎょうおくねん)

究竟憐愍の恩(くきょうれんみん)

 

以上のような深い恩を受けて私たちはこの世に

 

生を受け、今生きることができるのだと言われていますが

 

そのような親の大恩を知らされた、仏弟子の一人が

 

「親の恩にどう報いればいいのでしょうか?」と

 

ブッダに尋ねています。

 

それに対してブッダは

 

「季節の食べ物や住む場所、車や音楽などを施して

 

親を喜ばせ、親が病気になったならば人任せに

 

せず自分が看病をして親の恩に報いねばならない」と

 

仰っています。

 

しかしどれだけ、親を喜ばせるように努めても

 

それだけでは真に親の恩に報いたとは言えないと

 

ブッダは言われます。

 

「親に仏の教えを伝えてこそ、真の孝行である」といわれます。

 

それはなぜでしょうか?

 

確かに、親に住む家や食べるもの、着るものなどを施し、

 

親の喜ぶことに努めましても、それらのものは一時の喜びや楽しみです。

 

親もどんどん年を重ねていきますと、体力や健康の衰えから

 

食べる楽しみも減りどこかへ出かけるにも体がいうことをきかず

 

楽しめなくなってしまいます。

 

こちらはどんなに楽しんでもらいたいと思いまして、思うように

 

喜んでもらえなくなります。

 

ですからブッダは、永久に薄れることも色あせることもない、

 

心の安らぎ満足を説かれた仏の教えを伝えて、人間に生まれた

 

本当の喜びを味わって頂くことが、どんな珍味を与えるよりも

 

親の恩に報いる道であると仰っています。

 

それには、自分自身が仏教という最高のご馳走の味を知り、

 

味わう事が大切ですので、よくよく仏の教えを知ってもらいたいと思います。

 

講座に参加ご希望の方は以下のHPからご確認ください
nagoya.japan-buddhism.com