下の子が、近頃、野菜を食べようとせず

 

肉類ばかり食べています。

 

保育園では、野菜も食べているみたいですが

 

家では好きなものばかり食べていて、困っています。

 

野菜を食べさせるには、工夫が必要ですね。

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怒りと悪人
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昔も今も、怒りの心で悩んだりストレスを

感じるかたは多いと思います

「あの人のことがゆるせない!」
「あんなヤツだとは思わなかった!!」

いったん怒りのこころが出てくると

なかなか腹の虫がおさまらないこともあります

この怒りの心はどこから出てくるのでしょうか?

それは「自分が正しいという思い」からであると仏教では

指摘されます

確かに自分が腹を立てているときというのは

 

自分の考えや行動は間違いない・正しい

相手が間違っていると思っていないでしょうか

「どうしてそんなバカなことするんだ!」
「なんでそんなとんでもないこと言うんだ!」
「あなたおかしいんじゃないの?」

と相手が間違い、自分が常識的でまともであると
思うからこそ、相手の言動が許せず、腹が立ってきます。

相手が正しくて、自分が間違っていると思ったら
腹は立たないでしょう

 

そして
お互いに正しいと思っているので、ケンカになり衝突するわけです


以前こんな話を聞いたことがあります

ある所に、内輪ゲンカの絶えないA家と、平和そのもののB家とが隣接していました

ケンカの絶えないA家の主人は、隣はどうして仲よくやっているのか

不思議でたまらず、ある日、B家を訪ねてお願いしました。

「ご承知のとおり、私の家はケンカが絶えず困っております。

お宅はみなさん仲よくやっておられますが、なにか秘訣でもあるのでしょうか。

一家和楽の方法があったら、どうか教えていただきたい」

「それはそれは、別にこれといった秘訣などございません。ただお宅さまは、

善人さまばかりのお集まりだからでありましょう。私の家は悪人ばかりが

そろっていますので、ケンカにはならないのです。ただそれだけのことです」

 てっきり皮肉られているのだと、A家の主人は激怒して、

「そんなばかな!!」と、言おうとしたとき、B家の奥で大きな音がしたのです。

 どうも皿かお茶碗でも割ったようで

「お母さん、申し訳ありませんでした。

 私が足元を確かめずにおりましたので、大事なお茶碗をこわしてしまいました。

私が悪うございました。お許しください」

 心から詫びている、お嫁さんの声がします。

「いやいや、おまえが悪かったのではありません。先ほどから始末しようしようと

思いながら横着して、そんなところに置いた私が悪かったのです。すまんことをいたしました」

と、続いて姑さんの声が聞こえてきた。

「なるほど、この家の人たちは、みんな悪人ばかりだ。ケンカにならぬ理由がわかった」

 A家の主人は感心して帰ったといいます。


腹立ちがおさまらないときは、今一度、本当に相手が一方的に

悪いのかどうか、わが身はどうであったのか、振り返ってみると

怒りもおさまってくるのではないでしょうか