4年ほど前からはじまった

動画「なごやか仏教」も

ついに200回を迎えることが

できました。こんなに続けることが

できたのも、みなさんからの励ましや

温かい言葉があったからこそと感謝せず

におれません。よりよいものになるよう

これからもがんばっていきたいと思います。

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疑いの心と苦しみ
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仏教では、私達を煩わせ悩ませる心として

108の煩悩が教えられます

その1つに疑(ぎ)というものがあります

字のごとく「疑いの心」のことで、人や物などを

疑う心です

「あの人、ウソついているんじゃないか?」とか

「このサプリメント、本当に効くのかな?」など

が疑(ぎ)です

そしてこの心で、苦しみ悩むといわれます

しかし疑いの心がなかったら、現代ではすぐに

だまされてしまいますし、仕事をする上でも

本当にこのやり方でいいんだろうか、もっと何か

いいやり方はないか?と疑いの目で見ることが

向上につながりますので、生きていく上で大事な

心のように思えます。

たしかに、疑いが無くては生きていけませんが

時にこの疑いの心が私達を苦しめます。

 「恋人が浮気をしているんじゃないか?」と一度

この疑いの心にとらわれると、相手のやること

なすことが、信じられず、

「誰からのメールだろうか?」とか

「最近、返信が遅いけど何してるんだろう?」

などと疑い、不安や心配にかられ苦しみます。

 職場で大きな失敗やミスをしてしまうと

そのことが気になって、苦しむことがあります。

「あんな失敗してしまったんだから、会社では

居場所がないんじゃないか?」

「みんな自分のことを内心、笑いものにしてるんじゃないか?」

などと疑いが疑いをよび、不安になることがあります。

これらの多くは、自分の心の影におびえているだけで

必要以上に疑いの心が、自分を苦しめているだけなのですが

なかなか自分ではそう、思えずに悩んでしまいます。

勇気を出して、学校や会社に行ってみると

「な~んだ、心配して損しちゃった」ということのほうが

多かったりします。もちろん中には、心配した通りだった

ということもありますが、疑いの心にとらわれて、

生み出されている苦しみのことあありますので、

決意して一歩踏み出してみることが、必要以上に

不安や心配に陥らないために大事なことです。


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nagoya.japan-buddhism.com