連日、日本選手の活躍で多くのメダル獲得が

 

続いていますね。日々自分と向き合いトレーニングを

 

積むのは孤独で、苦しいことだと思いますが、

 

それを乗り越えて、多くの感動を与えてくれるアスリートの

 

みなさんの活躍に励まされます。

 

個人的には、ソフトボールの金メダル獲得は本当に

 

多くの障害を乗り越えての獲得で、感動しました。

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重荷とブッダの教え
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「人の一生は、重荷負うて遠き道を行がごとし」

と天下人、徳川家康は晩年に言い遺しています

人生というのは、重荷(苦しみ)を常に

背負って歩き続けるものであるといっています。

これは家康の一生そのものをあらわす言葉といって

いいでしょう。

幼少期は今川氏のもとで、人質生活を余儀なくされ

ようやく人質から開放されて、三河の城主になっても

当初は臣下や民衆の反感を買い、暴動がおきる。

ようやくそれが収まっても、織田氏や武田氏といった

強大な大名が近くにいて、いつ潰されるかわからない

といった状況の中、地道に領土を広げるも、豊臣氏が

天下をとると、今まで築いてきた領土から未開の地

関東を領土とさせられるなど、辛抱を強いられることが

多い人生でした。それがようやく実り、天下を統一し

重荷はおろせたのかというと、そうではありませんでした。

未だに豊臣勢力は残り、跡継ぎ問題もあり、死ぬまで

安心することはできなかったのでしょう。

それが冒頭の「人の一生は重荷負うて遠き道を行くがごとし」

の言葉となったのです。

スーパーなどで、2リットルのペットボトルを何本も買って

レジ袋に入れて歩くとき、駐車場が遠いと、レジ袋が指に

くい込んでとても痛くなります。そんなとき、早く目的地に

ついて、この荷物をおろしたいと誰でも思うと思います。

家康も重荷を早くおろしたいと頑張ってきたと思いますが、

どれだけの立場になろうと、人がうらやむ状態になろうと

本人は、最後までゴールにたどり着き、重荷をおろすという
ことはできませんでした。

家康公のような方でもこう言っているのだから
人生にゴールや完成などあるはずない、これが常識になっています。


そんな中、仏教を説かれたブッダは

「ここまでがんばってきて本当によかった

この身になるための人生だった」と心から

喜べる人生のゴールがあるんだよ、だから決して
あきらめる必要はないんだよと教え続けていかれました。
ブッダの教えられた人生のゴール、目的地とは何だったのか
仏教を通して知って頂きたいと思います。


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nagoya.japan-buddhism.com