いよいよ東京オリンピックが始まりますね

無観客ということで、選手にとっては

一番力の源になる声援がないのは淋しい

ことだとは思いますが、がんばってもらいたいですね。

今回はどんなドラマが生まれるのか楽しみです☆

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悲田と情け
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ブッダはお金や物を与える(布施)ときには

誰でもいいから与えさせすればいいとは

いわれていません
    
三田(さんでん)といわれる三通りの人に

施しなさいとすすめておられます
 
・敬田(きょうでん)
・恩田(おんでん)
・悲田(ひでん)

以上の3通りの人が三田といわれる人達です

「敬田」とは敬うべき徳をもたれた方のこと

前回は
「恩田」について、ご恩を受けている人のこと
であると紹介しました。 

最後の「悲田」とは
助けを必要としている人のことです。

社会的弱者とか年配の人で、支援を必要としている方とか

災害で、家を失ったとか、避難生活を余儀なく

されている人も、日本は災害の多い国ですので

しばしば耳にします。

また海外に目を向けると、戦争や内戦・テロに

よって、住んでいたところを追われてしまった人も

たくさんいます。

それらの人たち、食料や生活物資、義援金を送られる

ことは、すばらしい布施行になりますよとブッダは

教えておられます。布施は大変よい行ないですから

必ず、布施をした人に善い結果となって返ってきます。


ことわざに「情けは人の為ならず」というものがあります。

今日、大変間違って使われる言葉の1つです。

間違った意味は、情け(困っている人の手助け)をかけると

その人のためにならないから、甘やかしてはダメだ

という意味だと誤解されています。

しかし「情けは人の為ならず」とはそんな意味ではまったくありません。

情け(施し)をかけると、もちろん助けられた目の前の相手も喜びますが、

施しをした人に、巡りめぐって善い結果が返ってくるのだから

多いに情け(施し)をしなさいという意味です。

人を助けている人にこそ、自分が困ったときに、助けてもらえるんですよ

日ごろから、困っている人や助けが必要な人があれば

多いに手を差し出すといいですよと勧められています。

布施というと、人の為にして、自分が損をするように思う人があるかも

しれませんが、布施というのは、周りの人も自分も幸せにする

すばらしい善行だからブッダは生涯、布施の大切さを教えていかれました。

私達もできるところから布施をしていきたいものですね。

講座に参加ご希望の方は以下のHPからご確認ください

nagoya.japan-buddhism.com