最近、上の子が逆上がりができるように

 

なったと喜んでいました。

 

同じ組の子が何人も逆上がりができるように

 

なっていく中で、なかなかうまくできずに

 

悔しいと泣いていた時もありました。

 

できるようになってよかったです。

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恩返しと不幸な人
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仏教では、「恩」ということをとても大事にされ

「恩を知らない人間はとても情けないことだ」とも教えられます

恩とは、原因を知る心ということです。

仏教では、どんな結果にも必ず原因があると教えます。
 

知人に難病で長年困ってきた方がいます。

いろんな病院や先生に診てもらっても治らず、

「どうして 自分だけこんな目に」と人生に絶望していた時に

巡り合った先生から、病気の本当の原因が明らかになり

治療法を変えたところ、みるみる症状が改善されて

普通の生活を送れるようになったという男性がいました。

その方は、つくづくあの先生に巡り合えなかったら

「これからもずっと、苦しみ続け、自分の人生を呪っていたと

思います」といわれ、あの先生のおかげですと喜ばれていました。

この場合、健康を取り戻せたという結果がおきたのは

いい先生に巡り合い、治療法を変えたことが原因でした。

そして、つらい状況が変わったときに、あの先生のおかげで

今の自分がある、今の自分があるのはあの先生のおかげだ

あの先生には大変な恩があるとなります。

これが原因を知る心・恩なのです。

恩を深く知れば知るほど、感謝の気持ちがおきてきて

少しでも、このご恩に報いたい、お返ししたいという

気持ちになるでしょう。

たとえば、スポーツ選手達が、無償で地域の子供達や

恵まれない国の子達に野球やサッカーの指導をすることが

あります。

今まで、自分がこのスポーツの世界でここまでやってこれたのは

地域で支えてくれた人やこのスポーツの世界で自分を支えてくれた

応援してくれた人たちがあったなればこそだなと恩を知らされて

感謝し、今度は自分が少しでもこのスポーツの世界に恩返ししたい

ということで、されているのでしょう。


シドニーオリンピックの女子マラソンで金メダルを獲得した

高橋尚子さんは

現役引退した後も、マラソンを続け、スポーツを通して

いろいろな活動もされています。

その中に、アフリカの子供達にシューズを届ける

「スマイル アフリカ プロジェクト」もしてこられました。

アフリカの子供の中には、靴がはけず足にケガをして、そこから病気になり

命を落とす子があることを知り、日本で使われていない靴を届ける活動を始めました。

11年間で10万足以上を届けたそうです。

 

また

 

令和2年の24時間テレビでは募金ランに挑戦

「これまで走ってきてたくさんの方に応援いただいた。

私が走ることで何か恩返しできれば。」と語っていました。

高橋さんはスポーツを通じて、自分にも何かできることはないか、

少しでも恩返ししたいという思いから様々な活動をされているのでしょう。

 

ところが一方で

受けている恩を当たり前だと思ったり、気づかないでいたら

どうでしょうか

全部、自分ががんばったからだ、俺に才能や力があったからだ

と思っていたら、周りの人の支えや応援に気づかず、横柄な態度に

なってしまうのではないでしょうか。

そんな人はやがて、多くの人から失望され、見限られてしまうでしょう。

「この世で最も不幸な人は感謝の心のない人である」ともいわれます。

周りの人たちに支えられて助けてもらっていることを忘れたり、当たり前だと

思ってしまうと、不幸な人生になっていってしまいます。

 

恩返しの人生は幸せな人生になっていき

 

恩を当たり前と受け流す人生は不幸な人生になっていきます。

 

恩を知り、感じ、報いる人生を送りたいものです。