早いもので3月になりましたね。

 

近所には梅の花もきれいに咲いていていて

 

春になりつつあるのを感じます。

 

今から桜が咲くのが楽しみです。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━
積小為大と業力
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「積小為大」(せきしょういだい)
 

といえば二宮金次郎の言葉です

小さなことをコツコツ積み重ねることで
やがて大きな結果になるという意味だそうです。

幼少期、病弱だった父の代わりに大人た ちに交じって
災害時の救援活動をすることになった時、幼い金次郎の
力では重い石を運ぶことが出来ません。

そこで、自分が出来ることで、
何か助けになれることはないか考えました。

毎日の厳しい作業により、 大人たちのわらじがボロボロに
なっていることに気付いた金次郎は、自 分でわらじを編んで
大人たちに渡し、大変喜ばれました。

両親の死後、叔父の家で暮らしていた時 には、
寝るのもおしんで読書をしました。

油代がもったいないと叔父にいわれると、
荒地に菜種をまいて収穫した種を、なたね油と交換
それを燃やして勉学を続けました。

するとそれが気に入らなかったのか、叔父は夜の
時間にも仕事をするよういってきました。
それでも金次郎は昼の仕事の合間に本を読んで勉強
したそうです。
(それが薪を背負って本を読む銅像になったようです)

その後も荒地を耕し、田植え後の田に捨てられている
わずかな稲を植えて米を収穫し

それを少しづつ貯めて大きな利益を生み、
かつて売り払った自分の家の土地を再び
買い戻すことも出来ました。

そうした金次郎のコツコツまじめに取り 組む姿勢が
評価され最終的には幕臣まで出世し、
たくさんの荒廃した農村の建て直しを成功に導いたのです

仏教ではどんな小さな行ない(業)でも
遅かれ早かれ必ず結果を生み出す力(業力)が
あるのだよと教えられています

「仏の覚りを開けばとて、小善をおろそかにしてよい道理がない」(釈尊)