もうすぐ2歳になる下の子の自我が強くなってきました

 

いろいろ自分でやりたいみたいで

 

レンジでパンを焼いたりとか、扉をあけたりとか

 

思い通りにならずにいろいろ駄々をこねる場面が

 

増えました。上の子もそういう時期がありましたので

 

みんな通る道だなと思いながら、見守っています。

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 欲と餓鬼
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お釈迦様は幸せになりたければ、与えること(布施)を

心がけなさいと教えておられます


そうは言われても、なるべくなら与えたくない

いっぱいなのが、わたしたちの本音ではないでしょうか

だれかに何かを与えるということは、それだけ自分の分が

へったり、労力がかかりますので、出し惜しむ気持ちが

出てきます


仏教で餓鬼界という苦しみの世界が説かれています

餓鬼とは骨と皮だけにやせ衰え常に飢え・渇き

苦しむ世界だと説かれています

生前、布施をしてこなかった

与えることを全然考えず、自分がもらうこと

得ることしか考えてこなかった者が堕ちる

苦しみの世界といわれています


餓鬼は常にもっと欲しい、もっと欲しいと

飢えて苦しんでいますので

今日、子供のことをガキ(餓鬼)といったりします

それは子供は与えることをせず

もらうことばかり考えているからなのでしょう

「あれ買って」
「あれして」
「どうしてこれしてくれないの?」と。。


たとえ体は大人でも、もらうことばかりで

自分の欲を満たすことしか考えていない

人間の成れの果ては苦しみが待っています

お互い自戒したいものです


「おちてゆく 奈落の底を のぞき見ん
          いかほど深き 欲の穴ぞと」