最近、ピンポンダッシュを何度かされました。

 

ちょっとした、いたずらなのでしょうが

 

小さい子供もいるので、続くと正直いい気分

 

にはならないです。相談して、様子をもう少し

 

みることにはなったのですが、年末でいろいろ

 

ムシャクシャしてる人が増えているのかな。。

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強盗と惑業苦
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年末が近づくと、増えるものの一つにコンビニ強盗があるそうです。

 

今まで借りていたお金の返済期限が迫り、犯罪に走ってしまうのでしょう。

 

お金が必要になり借りることはあるでしょう。

 

しかしお金に困ったときに、家族や友達にいうのは恥ずかしいとか

 

知られたくないという、名誉欲(煩悩)が邪魔して、なかなか相談できない事があります。

 

そこで誰にも知られずに借りれるということで、サラ金に手を出してしまう。

 

すぐに返済できればいいのですが、返済がうまくいかないとどんどん困って

 

しまいます。また一度、サラ金で借りて返済できると、何だ思っていたより

 

簡単に借りれて、返せるなと思ってしまい、気軽に借りるクセがついてしまう人も

 

あります。そうなるとだんだん歯車はおかしな方向へ回り始めてしまいます。

 

気づいたら、利子の返済だけでもとても追いつかない、どんどん借金が膨らむ

 

そして、どうにもならなくなり、犯罪に手を染めてしまい、多くのものを失うことになる

 

そんな事件は数えればキリがないでしょう。

 

 

仏教で苦しみが深まっていく様を惑業苦(わくごっく)といわれます。

 

今日でいえば、悪循環とか負のスパイラルということになります。

 

惑が業を生み、業が苦しみを生み、苦しみが惑を生み出す

 

といわれ、ますます苦しくなっていきます。

 

最初の「惑」とは、迷いや不安、焦りといった気持ちのことで、煩悩をあらわします。

 

その不安や焦り、迷いが業(この場合は悪い行ない)を生み出します

 

そして悪い行ないはやがて、必ず苦しみをもたらします

 

苦しみが来ると人間は、ますます不安や焦りを覚え

 

正しい判断や決断ができず、悪い行ないに走りと、、、

 

どんどん苦しみが深まっていきます。

 

先ほどのコンビニ強盗の例で考えると

 

お金に困るという「惑」がおこり、しかも友達や家族に相談するのは恥ずかしいし、

 

バレたくないという思いとなり、サラ金から借りるという「業」(行ない)を造ります。

 

その行ないが、返済どうしようという更なる苦しみを生み出します。その苦しみのため

 

ますます「惑」をおこし、他のサラ金からも借りようとなったり、家族の口座からお金を

 

引き出したりと、どんどん悪い行ないを繰り返し、苦しくなって、最後は犯罪に手を染めて

 

しまうところまでいってしまう。

 

最初から犯罪に手を染めるつもりの人はいないでしょうが、最初のちょっとした「惑」から

 

どんどん悪業を造り、されが更なる苦しみを生んで、ますます「惑」をおこして

 

苦しみが深まっていくことを「惑業苦」といわれます。

 

一度、この「惑業苦」の輪が回りはじめるとなかなか抜け出せません。

 

意思が強ければ、惑をおこしても正しい「行ない」に努め、止めることができるでしょうが

 

そういう人は少ないでしょう。

 

そうなると縁が大事になってきます。

 

とても辛いときは、判断を誤ることが多いですから、そういうときは、

 

信頼できる第三者に相談したり、聞いたりして、悪い行ないに走らないよう

 

気をつけたいものです。