下の娘がだんだん自分で
いろいろやりたがるようになってきました
自分で手を洗いたい、自分で服を着たいなど
意思表示してきます。親としてはなかなか
忍耐のいる時期ですが、成長の証と思って
がんばりたいと思います。
━━━━━━━━━
いとう便りと幸せ
━━━━━━━━━
先日、ある人から飲食業界の厳しい状況を
聞きました。昨年の今頃はまったく想像しなかった
コロナの広がりにより世の中が大きく変わりました。
それにより、業界によってはとても苦しい状況の所も
あると思います。
仏教にこんな言葉があります
「世の住み憂きはいとうたよりなり」
「憂き」とは心配や不安ですから
「世の住み憂き」とは生きていく上での
心配や不安、苦しみ、悲しみ、嘆きなどのことで
生きているといろいろな問題に直面します。
そんな時は、「いとうたよりなり」と思いなさいと
言われています。
「いとう」とは漢字で書くと「厭う」で
嫌うという意味です。
「たより」は手紙のことです。今日ならメールと
思ってもらってもいいでしょう。
苦しいこと辛いことに直面すると、誰しも
どうすれば苦しみ悩みを逃れて、心安らかに
幸せになれるだろうかと考えるかと思います。
毎日が喜びいっぱいでしたら、どうしたら本当に幸せに
なれるだろうかなどと考える人はいないでしょう。
ですから苦しいこと辛いこと自体は決して嬉しいことでは
ないですが、そういうことに直面してこそ、私達は本当の幸せって
なんだろう、どうすれば苦しみ悩みの絶えない世界から
本当に人間に生まれてよかったという喜びを得られるのだろうと
仏教を聞き求めるきっかけになりますから、苦しみや悩みは
早く仏教を聞きなさいよという仏さまからの「お手紙・メール」だと
思いなさいと言われているのです。
苦悩は幸福の一里塚と思い、一層奮起したいものです。