台風が近づいていますね

 

10日に子供の運動会が予定されているのですが

 

台風で延期になりそうです。

 

延期先は平日なので、できれば土曜日にお願いしたいのですが

 

こればっかりは、思い通りにならないですね

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台風と菩提
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台風が接近してきています。

 

毎年、いくつもの台風が日本やきて、大きな被害や犠牲を

 

出しています。

 

台風なら、明日の夜から暴風圏に入りますので警戒してくださいなど

 

テレビやラジオでも、注意喚起なされています。それだけ今まで

 

多くの人や地域に被害を与えてきた災害ですので、警戒されるのも

 

うなづけます。

 

ですが、仏教ではもっと警戒しなければならない風があります。

 

それは無常という名の風です。

 

仏教の言葉に

 

「人間、怱々(そうそう)として衆務を営み 年命の日夜に去ることを覚えず

 

灯(ともしび)の風中にありて滅すること期しがたきが如し」という一節があります

 

大まかな意味は

 

人間はみんな忙しいそうに朝から晩まで仕事や家事に奔走していて

 

大事な命が刻一刻と減っていることには気づかない。

 

ちょうど風が吹いている中に立つ、灯のような、いつ消えるとも知れない命なのに。

 

といわれています。

 

私たちは、どうしたら少しでも長く、快適に生きられるかと

 

生活のことで朝から晩まで頭はいっぱいです。

 

「これが足りなくなったらから、帰りにスーパーによって」とか

 

「この報告をまとめないといけないから、明日の朝イチでやらないと」

 

「将来のためにこれくらい蓄えが必要だから今のうちから。。」などなど

 

ところが、そうしている間に命のろうそくはどんどん燃えていっています。

 

しかも無常(死)という風が吹く中にある灯火のようなもので

 

まだ「ろうそくのロウ」が残ったまま火が消えてしまうこともあります

 

若くても病気に倒れるとか、事故や災害に巻き込まれてなくなる方もあります。

 

台風なら、いつごろに最も接近するか、注意しなければならないか

 

天気予報である程度知ることはできますが、この無常の風は

 

いつくるかわかりません。ですから仏教では、もっとも私たちが警戒しなければ

 

ならないのはこの無常の風であり、いつ無常の風に誘われても悔いのない

 

本当の幸せ(菩提)の身に早くなりなさいよと勧められています。

 

「無常を観ずるは菩提心の一(はじめ)なり」