しばらくご飯を食べる量が減っていた長男ですが

 

少し食べる量が戻ってきました。

 

どうしたの?と聞いたら

 

〇〇くんみたいに大きくなりたい!のだそうです

 

目標ができてモチベーションが上がったようです♪

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怒りと恩着せ心
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昔も今も、イライラする気持ちに悩んできた人が多いからなのでしょう

 

怒りをあらわす言葉はたくさん存在します

 

「イラッとする」「ムッとする」「頭にくる」

「カチンとくる」「腹が立つ」「青筋を立てる」

「切れる」「激高する」「怒髪天をつく」などなど

 

怒りのきっかけはいろいろあるでしょうが

その一つにこんな気持ちがからんでいることがあります

 

「こんなにやっている」の自負心です

 

「おれはこんなに苦労している」

「わたしは毎日これだけ家事をやっている」

「家族のためを思ってやっている」

 

もちろん、家族や周りの人たちのために

労を惜しまずされるのは素晴らしいことですが

ついつい相手に恩を着せてしまう心が出てきます

 

そして相手が自分の意に反した言動をとろうものなら

怒りが爆発してしまいます

 

「これだけやってるのに、どうしてもっと感謝してくれないの」

「こんなにあなたの為を思って言ってるのに、なんで言うこと聞かないの」

 

といった怒りになります。

 

仏教ではわたし達のやる善い行ないを「雑毒の善」といわれます

それはどうしても、善いことをした後に、見返りを求める心や

恩を着せる心があるからです

 

だからお礼がなかったり、思ったような言動をとってくれないと

腹が立ってきます

 

自分にとって大切な人ほどわたし達は苦労をいとわずに

愛情をかけ、大事にしています

ですから身近な人ほど、自分の思った通りにならないと

怒りが抑えられないということもあるのです。

 

そんな時はどうしたらいいのでしょうか。

 

仏の眼からご覧になるとわたし達のやっていることは「雑毒の善」と

いわれ、毒(見返りを求める心)をなくすことはできないといわれます。

毒をなくすことはできませんが、

わたしはこれだけやってるのにと怒りが収まらないときは

反対のことを考えてみてはどうでしょうか?

 

「わたしはこれだけやってもらっているのに」と

自分がどれだけ助けてもらっているのか、手伝ってもらっているのか

 

ついつい自分がしてもらっていることは忘れてしまうのがわたし達です。

してもらっていることに思いを巡らせば少しは怒りも収まり、感謝の気持ちも

出てくるのではないでしょうか。

 

「施した恩は思ってはならぬ 受けた恩は忘れてはならぬ」といわれるわけです。